水平投射と自由落下

 

対象等

中学生から高校生まで

目的

水平投射と自由落下の縦方向の運動は同じ運動になることを実感させる

準備

硬式テニスボール 2個、木槌

実験場所

教室で気楽に

方法

@ 二人の生徒に応援を頼みます。教卓の上にもう一つ生徒の机を乗せ、机の端にテニスボールを1個置き、もう1個は同じ高さで持ちます。

A 教員(私)が1から10までカウントし、10で一人は自由落下、もう一人は木槌でテニスボールを水平に軽く叩きます

B 生徒は両者が床に当たる落下音を聞き、ほぼ同時であることを確認します。


注意点

 ・ 水平に打ち出す方が、木槌で叩く分だけ若干遅れるように感じました

結果

 上に書いたとおり、ほぼ同時に落ちることが確認できます

考察応用等

 同時落下実験器という実験器具もありますので、それが使える学校はそれで良いのですが、人力でやるというのも単純ですが結構盛り上がります

備考

・ タイミングの合わせ方は、123ではなく、1から10まで同じタイミングでカウントして、10で落とした方が良さそうです

・ 打ち出すのは本当はパチンコ玉のような密度の大きいものの方が良いような気がしますが、床に当たったときの音が結構うるさいと思います。



物理実験の表紙に戻る


物理屋の教育あれこれに戻る