水の温度の上昇
対象等
小学生、中学生
目的
水の体積を変えて加熱したとき、その温度は時間と共にどのように変化するか、グラフに書いて比較します
準備
ビーカー、メスシリンダー、金網、三脚、バーナーまたはアルコールランプ、マッチ(チャッカマン)、温度計、スタンド、ストップウオッチ
実験条件
化学実験室
方法
ビーカーの中にメスシリンダーで測った決められた量の水を入れ、これをなるべく一定の火力で温めます。
スタンドから温度計をつるし、ストップウオッチで時間を計りながらビーカー内の温度を測定します。
100度まで上げる必要ないので、適当なところで切り上げて、再び同じ大きさのビーカーに違う量の水(2倍か半分)を入れて、同様の測定を行います。
両者のグラフを比較することによって、熱と水の体積の関係が得られます。水の中に金属球等を入れて、その変化を考える事も出来ます。
注意点
・ 炎の量を一定にする必要があるので、一度つけた火は消しません
・ 温度計は水銀よりもアルコールの方が見やすいと思います
結果
水が倍になれば、当然暖まりにくさも倍になるはずですが、周囲の気温等の関係ももあって、必ずしも良い結果が出るとは限りません。
でも量が多いと温まりにくいという単純な結果は分かりやすいと思います
考察応用等
・ なぜ量が多いと温まりにくいのか
・ 水に金属を混ぜて、同じ重さにしたらどちらが早く温まるか。比熱の概念の導入にもなります。
備考
グラフの書き方はかなり指導が必要です