運動量保存を目で確かめる

対象等

中学生から高校生まで

目的

運動量保存を目で見て確認

準備

金属球、ビー玉、パチンコ玉等でなるべく直径が等しいもの、電話線被覆用プラスチックレール、スタンド2本

実験場所

どこでも

方法
 
@ 実験室の大きな机なら簡単ですが、教室の場合は生徒の机も借りて、スタンドでレールを固定。

A 最下部は教卓上に水平に接して、全体を弓なりにします。

B 要するに衝突球の振り子がないときに、これを代用しようというものですが、中央に5個以上の金属球やビー玉を置き、片方から金属球やビー玉をぶつけた時、何個の玉が反対側にはじかれるかということを示す実験です。

C 同じ種類の玉なら、同じ個数の玉がはじかれますが、これを説明するのも結構やっかいです。

D 違う種類の玉の場合のはじかれ方の説明はさらに難しいように思います。

E さらにさらに中央に並べておいた球の中に1個だけ違う種類の球を入れるとどうなるか、と言うようなことも示していくと、生徒の関心を惹きつけることは出来ます。ただ説明は難しいです。
 
注意点

 ・ 転がすと言うことは回転のエネルギーもあるので、必ずしもキレイに衝突が起きないことが多いです

 ・ 中央に並べた球が3個以下の場合もうまくいきません。多い方が良いようです
 
結果

 ・ 同じ種類なら同じ個数の球が飛び出します

考察応用等

 ・ 何故同じ数の球が飛び出るのか。作用反作用が連続して起きると考えると良さそうです

 ・ ついでにスーパーボールを二つ重ねて自由落下させて、上のボールが激しく飛び上がることも確認しました

備考

特にありません



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