スピーカーの音の重ね合わせ
対象等
中学生から高校生まで
目的
音も重ね合わせにより、強め合ったり弱め合ったりすることを確かめる
準備
スピーカー 2個、左右両方のステレオに分かれるような外部出力端子付きのラジカセやアンプ等、低周波発信器(あれば)
実験場所
物理実験室
方法
低周波発信器からの信号をラジカセやアンプの入力端子に接続します。出力端子から二つのスピーカーに極性に注意してコードを接続します。
低周波発信器を作動させ、最初は普通に聞きます。続いてスピーカーを向かい合わせます。このときの音量を生徒によく聞くよう伝えます。
次に片方のスピーカーの端子を逆につなぎます。これで音の波形の位相が逆転し、音は重ね合わせての原理により減衰します。
再び正面にスピーカーを向けて鳴らすと、先ほどとそれほど変わりませんが、スピーカーを向かい合わせると、音が減衰するのがはっきり分かります。
注意点
単純でひじょうに簡単な実験です
結果
当然同位相なら音は強めあい、逆位相なら弱くなります
考察、応用等
・ 低周波発信器がなければ、通常のラジオ放送の受信でも音の強弱は確認できます