シャボン玉と薄膜の干渉
対象等
小学生から高校生まで
目的
シャボン玉の色を観察し、光について考える
準備
蒸留水、台所用合成洗剤 20(ml)、洗濯のり 40(ml)、グリセリン 40(ml)、ストロー、はさみ(ストローを切り開く)、コーティングした方眼画用紙、ストップウオッチ、新聞紙、500(ml)ビーカー 1個、100(ml)ビーカー 3個、ガラス棒、スポイト、200(ml)メスシリンダー、針金、ペンチ、大きなタライ
実験場所
化学実験室
方法
1) 溶液の製作
@ シャボン玉は手や道具に脂等がついているとうまくできないので、実験前に手をよく洗うこと。
A 洗い終わったら、机上の教科書、ノート類を机の下に片づけ、机の全面に新聞紙を敷き詰める。
B Aまで準備が出来たら、蒸留水200(ml)をメスシリンダーで計り取り500(ml)ビーカーに入れる。これに100(ml)ビーカーに入った台所用合成洗剤20(ml)を加え、ガラス棒でよく混ぜる。
C Bの溶液に100(ml)ビーカーに入った洗濯のり40(ml)とグリセリン40(ml)を加え、ガラス棒で丁寧に混ぜる。これで溶液の出来上がり。
2) 道具の加工
@ ストローの先端3(cm)ぐらいをはさみで切り、シャボン玉が出来やすい形に開く。
A 配布された針金を加工して、直径20cm程度の大きな円と取っ手を作る。
B この針金の円形の部分に、なるべく丁寧に毛糸を巻いていく。
3) 測定方法
@ 机上に方眼付き画用紙を置き、この上に出来る限り大きな半球のシャボン玉を作る。膨らまし始めた瞬間から割れるまでストップウオッチで持続時間を測定すると共に、一番大きくなった状態で、方眼紙上にその直径を鉛筆で記入する。
A 測定中に、膜の表面の模様や色の変化を観察するとともに、消える瞬間の膜の状態がどうなるのかも観察する。
B 測定が終了したら、各班の溶液をたらいの中に入れ、溶液を混ぜ合わせ、この溶液と自作した針金を使って、巨大シャボン玉作りに挑戦する。
注意点
・ 特にありませんが、教室の床が洗剤で水浸しになることがあります
結果
シャボン玉は、時間の経過とともに溶液が重力によって下にさ下がっていくのが分かります
また消える直前は、シャボン玉表面に黒い小さな穴が無数に出来、それが繋がって一気に消えます
直径40cmぐらいのシャボン玉が簡単にできます
特に最後のタライに入れた石けん液からのシャボン玉は、何回やっても面白いと思います
3mぐらいの細長いシャボン玉が出来ることもあります
考察、応用等
特にありません