化学カイロの演示

対象等

中学、高校

目的

鉄粉を利用して化学カイロを作ってみる

準備

鉄粉 10g、活性炭 15g、5%食塩水 適量、200ml ビーカー、薬サジ、ガラス棒、温度計

実験場所

教室

方法

@ 200(ml)ビーカーに薬サジで鉄粉約10(g)を入れる。

A これに活性炭15(g)を加え、ガラス棒で軽くかき混ぜる。

B そこに5%食塩水をべちゃべちゃにならない程度加え、ガラス棒でよくかき混ぜる。

C すぐに温度が上がり始めるので、温度計を入れて温度を測定。

D 40度を越えたら、生徒に渡し、全員に回してもらう。

E その間熱化学方程式等の授業を行い、戻ってきたビーカーはそのまま放置。

F 授業の最後の方で、ビーカー内の鉄粉が赤茶色の酸化鉄になっていることを確認し、再度その様子を生徒に見せる。

実験場の注意点

・ 活性炭が飛び散ると、あちこち真っ黒になります

・ 食塩水を入れすぎると温度があまり上がりません

・ ビーカーそのものがかなり熱くなるのでやけどに注意

結果

・ 90℃を越えるときもあります。時間的にも30分ぐらいは持続します。

考察、応用

・ 鉄と酸素の化学反応式を書かせています

・ ビニールで包んだ場合温度はどうなるか考えさせます



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