対象等
高校
目的
・ 特定の元素が示す炎色反応を利用して、元素を推定する
準備
各種溶液:すべて塩化物
塩化ナトリウムNaCl 水溶液,塩化カルシウムCaCl2 水溶液,
塩化銅(U) CuCl2 水溶液,塩化ストロンチウムSrCl2 水溶液,
塩化カリウム KCl 水溶液)、塩化バリウムBaCl2 水溶液、各5mL
希塩酸
(器具)試験管・試験管立て・ガスバーナー・白金線
実験場所
化学実験室
方法
@ 5種類の溶液と希塩酸の入った試験管を教卓上から持っていく。
A 白金線の先に,水溶液をつけて,ガスバーナーの外炎に入れる。入れた瞬間の数秒間の色をよく観察し,試験管につけてあるシールの色と共に観察した色を結果を記録する。
B 白金線を最初に使用するとき,また,異なる溶液を用いる場合には,希塩酸で白金線を洗い,外炎に入れても色が見えなくなるまできれいにする。
実験場の注意点
・ 白金線が熱すぎるまま希塩酸や溶液に入れないこと。少し冷ましてから入れる。
・ 白金線を加熱し続けない
・ 白金線を試験管等に入れて立てたままにしない
結果
・ だいたい色で判定できますが、カルシウムとナトリウムの判別は難しいようです
考察、応用
・ 特にありませんが、星の色や花火について雑談をすることがあります
生徒さんへ
・ 大変きれいな実験ですが、白金線は高価なので、取り扱いに注意です
・ 色をよく見ようとして、何秒間も炎の中に入れると白金線が傷みます
・ バーナーの炎の高さは中間部、場所は炎のへりに先端を入れると色が良く見えます
・ 見える時間はほんの数秒です
・ 一つの色を観察した後、希塩酸でよく洗わないと、元の色が残ってしまう事があります