ブルーボトルを作る

対象等

高校

目的

・ メチレンブルーの色素変化を酸化還元で考える

準備

500(mL)ペットボトル、水250ml、水酸化ナトリウム 5g、ブドウ糖 3g、メチレンブルー 少量、1(L) ビーカー、40度ぐらいのお湯

実験場所

化学実験室、教室

方法

(1) 水酸化ナトリウムを5g測り取り、250mlの水の入ったペットボトルに入れ、蓋をして良く溶かす。

(2) これにブドウ糖3gを加え、再びよく混ぜる。

(3) 最後にメチレンブルーを数滴加え、ペットボトル全体をお湯の入ったビーカーに入れ、温める。

(4) しばらくすると青い色が消えるので、ペットボトルを取り出し、生徒に見せた後、中の溶液がこぼれないように注意しながら(強塩基なので)、全体を振る。

(5) ペットボトル全体が青くなる事を見せ、これを机の上に置く。しばらくするとまた透明になるので、これを繰り返す。

実験場の注意点

・ 水酸化ナトリウムの取り扱いに注意です

・ お湯で温めたほうが、色の変わる反応が早くなるようです

・ 勉強の苦手な子供達向けの実験として化学の先生に教えてもらいました。原理と言うより、色が変わるということに重点を置いて説明しているようです。

・ 構造式から考えると、通常の青い状態では水素がないのに、還元されて水素がくっつくと無色になるということのようです。 

結果

・ 1分ぐらいで透明と青が入れ替わります

考察、応用

・ 特にありませんが、色の変化が酸化還元で起きることを構造式から説明するのが、私には難しいです。

生徒さんへ

・ ちょっとした化学手品だと思ってください



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