対象等
中学、高校
目的
・ 教科書の図を参考にしながら、体細胞分裂の過程を写し、パラパラマンガにする
準備
教科書、色鉛筆、はさみ、ホッチキス
使用材料
教科書または図表等の体細胞分裂の絵
実験場所
どこでも
方法
@ プリントに同じ大きさの枠と同じ大きさの細胞の絵を15枚印刷し、これに最初は1つおきに教科書の細胞分裂の絵を描き写させました。
A 次にこれだけだと8枚で終わってしまうので、それぞれの図の間ではどうなっているかを教えながら、黒板に私がモデルの図を書き、それを空いている場所に書き写させました。
B これらを丁寧にはさみで切り取り、ヘリを若干ずらしながら重ね合わせ、左端をホッチキスで閉じます。(重ねるときは一番下が最初の絵になります)
実験場の注意点
・ 図を丁寧に書き、なおかつ切り離すときにきれいに切らないとパラパラとめくれません
結果
・ 図の過程があまりにも飛び飛びなため、ほとんど動くようには見えませんが、生徒は一応こんな感じなんだという感触を持ったようです
・ 一つ一つの図を丁寧に描きうつすことによって、細胞分裂の過程がよりわかるようになるのではと思い、指導困難校で実施しました
・ 意外な子が丁寧に図を描くことに驚かされます
考察、応用
・ 特にありませんが、この実習の後に、今度は顕微鏡で、きちんと作成されたプレパラートを観察する予定です
・ この実習は、勉強の苦手な学校で行いました。教科書を写したり、作業をすることは誰でも出来るので、割に熱心に取り組んでくれますが、細胞の絵の方は、かなり稚拙です
生徒さんへ
・ 絵が連続するように、なるべく染色体等の大きさをそろえて書いたほうが良いです
・ 色鉛筆で色分けをすると、より動きが鮮明になります
・ ホッチキスで閉じるとき、手でパラパラとめくることができるように、ヘリをきちんと揃える必要があります