オープンキャンパスと受験用語

オープンキャンパスに参加しよう!

 夏休みにはいると、各学校で一斉にオープンキャンパスが行われます。高校によっては、2年生の夏休みにオープンキャンパスに参加して、参加レポートを出すことが宿題となります。

 オープンキャンパスの内容は学校の基本方針の説明(建学精神等)、施設見学、授業・実習への体験入学、個別説明会等が主ですが、最近は各学校でいろいろ趣向を凝らすようになっています。自分の目指す学校が決まっている人はもちろん、決まっていない人も大学の施設や授業内容等がわかるので、是非たくさんの学校に行ってみて下さい。
 
 受験生にとって、オープンキャンパスのメリットは、そこへ行くまでの交通機関の情報や、学校の雰囲気、施設の老朽度、大学の広さ等を実感出来ることです。また個別面談等が設定されている場合は、具体的な入試の情報(推薦の場合の評定平均、どんな方式の入試があるか、入試科目、出題内容等)を得られることです。
 
 行くときは事前に電話をかけて申し込みます。申込締切日が過ぎていても受け付けてくれる学校もありますの、まずは電話連絡をしてみて下さい。服装は私服でも制服でもどちらでもOK。ただし極端に短いスカートやピアス、化粧等は相手の気分を害します。相手もやはりあなたがたを、自分の学校にふさわしい人物かどうかを見ています。行くのは保護者と一緒でも、友人と一緒でも、また一人でも構いません。

 なおインターネットで各大学のオープンキャンパスの日程を調べることが出来ます。

受験制度の用語
  
・ アラカルト入試(複線入試)


 同一学部、学科で複数の選抜方法を設定し、受験生がその中から最適な方法を選んで受験できるシステム。内容は各大学でいろいろ違っている。代表的なものは少数科目入試、傾斜配点(特定科目の配点を多く)、3教科受験して得点の高いもの2教科で合否判定等です。
 
 得意科目不得意科目の差がはっきりしている人は、このような受験制度を利用するとメリットが大きいかも知れません。

・ シラバス

 授業科目、担当教員、講義の目的、授業内容、進行スケジュール、成績評価の方法等を詳しく書いた授業計画書。進路室にもいくつかの大学のシラバスが置いてあります。

・ 3月入試

 私立大学で、3月に行われる入試。この時期はすでに大学に合格している生徒も多いが、人気校の3月入試には不合格となった生徒が大挙して押し寄せ、2月に行われる一般入試より難しくなることがある。

・ 隔年現象

 前年度入試で志望者が集中すると翌年は減少、さらに翌年は再び増加に転じるという現象。一般的に私立大学ではセンター入試を導入した年は志願者が急増するが、翌年は減ることが多い。新設校や新設の学部、学科でもこのような現象がよく起きる。

・ 志願倍率

 志願者数を募集定員で機械的にわり算した数字。実際には願書を出しても受験しなかったり、合格者数そのものが募集定員よりかなり多いので、志願倍率という数字はあまり当てに出来ない。

・ 実質倍率

 実際に受験した人数を実際に合格した人数で割った数字。基本的にはこの数字が難易度を表す目安になる。ただし一部の学校では定員割れに近い現象が起きているために、実質倍率を公表していない場合がある。

・ 単位互換制度

 異なる大学短大間で協定を結び、他の学校で履修した授業の単位を、一定限度まで自分の学校の単位として認定する制度。自分の大学には存在しない科目を履修できるので選択の幅が拡がる。

・ 二次試験

 センター試験終了後、各国公立大学が個別に行う試験のこと。センター試験はマークシート方式であるが、二次は記述式が多い。さらに社会、理科ではセンターで受験した以外の科目を指定されることもある。

 センター利用の私立大学では、センターの点数のみで合否を判定するので二次試験はない。もちろん、その大学独自で行う一般入試もあるので、受験生は同一学部、学科を数回に渡 り受験することが出来る。

・ 二段階選抜

 国公立大学で、二次試験を行うとき志願者が入学定員を大幅に上回ったとき、センター試験の成績で第一段階の選抜を行い、大学が決めた合格ラインを上回った者だけに二次試験 の受験資格を与える方法。

・ 編入学

 短大や高等専門学校を卒業した者や2年次以上に在籍している者が、他大学の2または3年次に再入学する制度。最近は短大から4年制大学への編入学が増加している。また他の大学に編入学できる短大に人気が集まる傾向がある。



現状把握


進路選択のページへ


表紙に戻る