きっかけ
不動産やさんに、ハワイの不動産について話を聞いてみたいなと思ったのは、今から10年以上前の2004年のことです。
自分自身のリタイヤまで10年弱となり、リタイヤ後の将来設計を少しずつ考えなくてはいけないなと思っていました。
一方ここのところ毎年訪れているハワイの魅力は、数ヶ月のロングステイを目指す対象として充分であり、誰もが夢見ていることです。
個人的にはビザを取っての永住とかは考えていませんが、長期滞在をするとき、常に部屋が確保されていれば便利なことは確かです。(その意味でもヒルトンのタイムシェアの説明会は参加してよかったと思っています)
そんなこんなで、先ずは知識としていわゆる「年金を使って海外で暮らす」という類の本を何冊も読みました。
続いてハワイでの不動産の購入について書かれた本も読みました。その本の内容が比較的わかりやすく信用がおけそうだったので、今回のハワイ旅行に、その会社の住所と電話番号をメモして持っていきました。
インターネットでこの会社のHPを検索したところ、曜日によっていろいろな説明会を開いている事がわかりました。
そこで先ずは無難?な所で、オープンハウスの案内というのが日曜に予定されていたので、これに参加してみることにして電話をしてみました。相手は日本人ですから、電話も気楽です。
電話にて
オープンハウスを見学したいのですが、と伝えると、先ずはハワイの不動産の概況を電話口で30分ほど、いろいろ説明してくれました。
始めはフンフンと頷きながら聞いていたのですが、結構重要な話を親切に教えてくれていることに気づき、あわててメモをとり始めました。今となってはあまり鮮明に思い出せないことも多いのですが、メモを頼りにそのときの話の内容を箇条書きで書いて見ます。
・ 今回私が宿泊したのはワイキキバニヤンの17階ですが、これを現金で買うとすると、この頃の相場は20〜25万ドルになる。
・ 購入するときローンを使うことも出来るが、先ず日本人の場合40%前後の頭金が必要。
・ ハワイの物件をセカンドハウスとして購入している人たちの割合は、アメリカ人が60%、地元の人が35%、残りの5%が日本人を含んだ外国人の所有である。
・ アメリカ人の好む物件は、自身がすでにメインランドで広い家を持っていることが多いので、部屋の広さより部屋からの景観を重視する。
・ 従って景色の悪い1ベッドルームより、景色の良いステューディオの方が好まれる
・ バニヤンで説明すると、私の部屋が25万ドルだとすると、最上階のダイヤモンドヘッドとビーチに向いた角部屋は35万ドルを下らないだろうという予想。
・ 現在ワイキキでは法律が改正されて、古い建物を取り壊して新しい建物を作ろうとすると建ぺい率が50%、容積率が400%になるので、ひじょうに小さなビルになる。そこで古い建物は滅多に取り壊さず、リニューアルすることが多い。
・ 不動産価格は景気に左右される。最近は1980年が底で90年がピーク、さらに95年に底を打って現在上昇中であること。
・ 借地権と底地権の違いを明確に知っておかなくてはいけない。特に借地権の物件は、価格は一見安いが、借地の年限が切れると契約を更新するか返還するしかないので注意が必要。
以上のような話をしてもらいました。