血液検査の項目(血液凝固関連)

活性化部分
トロンボプラスチン時間
APTT時間
血液が凝固するまでの時間をあらわす目安です

血しょうに試薬の入った塩化カルシウム溶液を加えて、血液が凝固するまでの時間を測定します

40秒を越える場合、血液の凝固に時間がかかりすぎるということで血液凝固の異常やこの物質を作り出す肝機能障害、骨髄腫等が疑われます
25秒 40秒
プロトロンビン時間 PT時間
プロトロンビンは肝臓で生産される血液を固める物質です

上記のAPTT時間と同じように、血液が凝固するまでの時間を測定します

この時間が長い場合、ビタミンの摂取不足、大量の点滴や、抗生物質の投与、肝障害によるビタミンK不足が疑われます

10.7秒 14.8秒
PT%
液凝固因子の異常の有無、多いと凝固しにくくなります

70% 130%0
PT比 血液凝固に関係することは分かりましたが、詳細は分かりません 0.87 1.2
プロトロンビン時間
国際標準比
PT−INR 0.85 1.28
フィブリノーゲン FIB
血液凝固に関する代表的な物質

低いと出血しやすくなり高いときは感染症、悪性腫瘍が疑われる
200mg/dL 400mg/dL
血中FDP−P
出血時に血小板は血を止める働きをしますが、役目を終えると、再び血流を取り戻すためにこの固まった血を溶かす必要があります

このとき特定の酵素が血液を溶かすのですが、溶けて出来る一連の物質をFDPと呼び、その中の一つにDダイマーという物質があります。

数値が高い場合は悪性腫瘍、白血病が疑われますが、調べた範囲では数値tの単位が不明です

0 4.99
Dダイマー 0 1
ATV活性
抗凝固作用を持つ物質です

ATはアンチトロンビンをあらわしています

急性肝炎や急性炎症で数値が上昇します
75% 125%

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