血液の流れを阻害する要因

 前ページまでの私自身のガンに対する個人的な結論は、ガンという病気の予防も発症後も基本的に血流を回復した方が良さそうだという結論です。

 そこで、この章の始めの方に書いた、血流や血行の障害があらわれる背景にあるのは、どんな病的症状なのかを再度コピーしてみます。以下のような内容でした。

1) 高血糖、高コレステロール血症(高脂血症)

2) 風邪等の感染症

3) 病気怪我による外傷

4) ストレスによる自律神経失調症

5) 低体温症

6) 冷え性

7) 低血圧

8) 貧血

9) 動脈硬化

10) 運動不足

11) 姿勢の不良や同じ姿勢を継続することによる圧迫

12) 水分不足

13) 偏食

14) 天候による寒さ

15) エアコン等による冷え

 今、この15項目を見ながら、この中でもっとも血行に良くないのはどれだろうかと考えています。つまり最優先に改善すべき項目はどれかということです。

 というわけで優先されるものを考えようと思ったのですが、その前にこれ以外に本当に要因はないだろうかということを考え、ネット情報も参考にして考えてみると、例えば

16) 喫煙

17) ダイエット等による栄養の偏り

18) 衣服等による体の締め付け

19) 更年期障害(避けられないとは思いますが)

 等も候補になりそうです。書き出してみると本当にたくさんの要因が複雑に絡んでいることがよく分かります。ここでは一応思いついた順に項目別に書き出しましたが、同じカテゴリーだなと思われるものもあります。(偏食とダイエット等)

 さてではこの中で最も血行不良を起こしやすい要因は何だろうかと考えてみると・・・・なかなか甲乙つけがたいですね。そんな簡単に重要度の差がつくようには思えません。

 ただ血行不良というからには、血が流れにくいと言う意味ですから、物理的に考えると最も避けなくてはいけないことは、

@ 血管そのものが詰まる、または切れる

A 血管そのものが通常より細くなる。

B 血管の管そのものの柔軟性がなくなる。

というような条件を考えると良いかなと思います。

 ではこういった現象が起きる原因は1)〜19)の中の何番かと言うと、間接的な影響まで考えるといろいろありそうですが、とりあえず・・・3)、6)、9)、11)、14)、15)、16)、18)あたりでしょうか。

 というわけで先ずはこの辺りから次の話へ展開していこうかなと思います。


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