血行を現状よりよくすることによって、ミトコンドリアを活性化させればガン細胞が衰退するのではないかという仮定で話を進めています。
ここからは、いわゆる動脈硬化、ドロドロ血液、冷え、低体温、貧血といった症状が特に無い場合、より血行を改善するのにどんな方法があるのかを考えてみたいと思います。
そこでネットを使って「血行改善」と入力して検索すると、以下のような方法が提案されています。
@ 運動
A マッサージ
B ストレッチ
C 食事
D 飲物
E 加温
F 健康食品、サプリメント
最初の三つは、基本的に体を動かすと言うことになると思うのですが、特にガンや悪性リンパ腫で、患部がどこにあるのかはっきり分かっていれば、そこを中心にマッサージやストレッチを行い、さらに全身を動かす運動療法を行う方法が良いはずです。
というわけで、先ずマッサージですが、あれはいったい何をやっているのか。マッサージという行為によって、体内ではどのような現象が起きているのか。
先ず定義ですが、ウィキペディアには「直接皮膚に求心的に施術することにより主に静脈系血液循環の改善やリンパ循環の改善を目的にした手技療法である」(「 」内はウィキペディアより引用)というように書かれています。
ではどうして血液循環の改善という現象が起きるのか?マッサージのやり方というのはいろいろな方式があるのだと思いますが、筋肉に対して力を加える、と言うことが基本になっています。
このことを調べるために、先ず筋肉がこった状態とはどのようなものかを調べてみました。するとさらにその前に筋肉がこる原因を知っておかないといけないと言うことも分かりました。
原因ですが、一番分かりやすいのが、運動不足や同じ姿勢を続けることにより、筋肉が収縮をした状態で長時間放置されるということです。
例えば1日中椅子に座って仕事をしていると肩の筋肉は緊張が続き、肩こりが発生するということです。これを顕微鏡的な視野で見れば、同じ姿勢を維持するために筋肉は収縮した状態を継続しなければなりません。
そうすると筋肉中の毛細血管が圧迫されたままになり、一部に血流の障害が生じるということです。
蛇腹のような構造をしていないまっすぐなストローで水を吸うとき、いったん途中で折り曲げてその状態を維持すると、折り目が付いてしまい、飲物が吸えなくなるのと似たような状態かなと思えます。
またそういった状態では、酸素の供給も不足しますから、エネルギーを解糖系だけで産み出さざるを得ず、結果的に筋肉中に乳酸が増えていくことになります。