適度な運動による体内の変化

 今日は天気も良く風もあまり吹いていなかったので、ウォーキングに行ってきました。私のウォーキングコースは、家の近くを流れている清流の河川敷を3〜4kmぐらい歩くというものです。

 この時期は、木々の葉っぱが落ちているので、今日のような日は野鳥愛好家達がたくさん来ています。私も愛用のデジカメを持って歩いてきましたが、途中で2回ほど脈拍を測ってみました。

 するとたかがウォーキングと思っていましたが、脈拍は2回とも110〜115で、なるほど結構早くなるんだなと思い、さらに前ページで計算した適度の運動の目安にちょうどぴったりだったので、ちょっと嬉しくなりました。(普段は70〜80です)

 と言うことは、今の私にとってはウォーキングが適度な運動だと言うことになります。さてそれではその運動に寄って体内ではどんな変化が起きているのか、ということを考えるのが今日のテーマです。

 実際にウォーキングをしていて何が変わるのか?と言うことを自分自身に問いかけてみると、どうやらマクロ的には二つの効果がありそうです。

 一つは肉体が動く、と言うことによって生じる物理的な効果と、もう一つが体を動かすことによって生じる生理的な快感という心理的効果ではないかと思えます。

 そこで先ず直接的に把握できる物理的な変化を考えてみると、例えば「歩く」という行為はどのように行っているのか、ということを考えればいいように思います。

 普通は「歩こう」と思った瞬間に自然に足が出ていますから、特にこんなにクドクド考える必要はないと思いますが、運動の効果を考えるために、あえて細かく考えてみようと思います。

 というわけで、基本的に運動というのは筋肉と腱の連携作用によると思われますが、当然まっすぐ歩くために視覚からの情報も必要ですし、耳の中にある平衡感覚からの情報も必要です。それらを小脳や大脳の働きがうまく関連づけながら、筋肉に指令を行い歩いているわけです。

 従って運動ということをもっと詳しく考えると、

@ 筋肉や腱が動く

A 五感や神経系、脳が活発に活動する

 さらに
B エネルギーを供給するために血流が良くなる(自律神経が活躍する)

C 血液中にエネルギーを供給するため肝臓等の内臓が働く

D 血液中の赤血球に酸素を運搬させる

E が多量の空気を吸い込む

F 心臓が血液を送り出す

G 筋肉を構成する細胞内のミトコンドリアに酸素が供給される

H 体全体で活発な化学反応が起きる

I 体温が上昇したり、発汗作用が生じたりする

等々の動きが体内で生じていると考えられます。もちろんこういった動きは日常的な動作の中でも行われているわけですが、そういった動きとは別に、あえて「適度な運動をする」ことによって、@からIまでの動きがより活発になる、と言うことだと思います。

 ということは、上に書いた内容で免疫力が高まるのか、というのが次のテーマになりそうです。


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