民間療法・代替療法

 自分で出来ることの一貫として「健康食品」について調べてきましたが、当初からある程度予想していた通り、「これは良さそうだ」と思えるものは「AHCC」ぐらいで、後は「何だかなあ?・・・」と思えるものが多く、ある意味がっかりしました。

 しかしそもそも健康食品のみに期待すること自体に無理があることも分かっています。健康食品で悪性リンパ腫を初めとするガンが治るなら、高度な医療など必要ないわけで、それだけでは治らないからこそ長期の入院加療が必要になるわけです。

 一般的に言えることだと思いますが、病院で化学療法を行いながら、「より効果を高めるために健康食品を利用したい」と医師に告げても、大半の医師は懐疑的な面持ちで「まあどうしても利用したければ自己責任でどうぞ」という態度をとるのかなと思います。

 我が家の連れも、やはり親戚から提案された健康食品をいくつか試していましたが、医師に利用を告げると、「化学療法で白血球の値が下がりますから、そう言った食品の衛生に気をつけてもらえれば、いいと思います」と言ってくれましたが、効果のほどはほとんど期待していない口ぶりでした。

 当たり前ですが、確かに化学療法で白血球の値は限りなくゼロに近づきますから、万が一衛生管理のしっかりしていない健康食品を摂取した場合、その健康食品がもとで思っても見ない雑菌が繁殖する可能性は否定できません。

 その意味では、健康食品を利用する時期は化学療法で白血球が著しく減少しているときは避けた方がよいのかもしれません。

 というわけで、それではこういった健康食品の他に自分で出来ることは何だろうかと考えて、しばらく更新が滞っていました。

 もちろんこれまで考えてきたように、免疫力を高める基本的な方法は、規則的な生活習慣、バランスの良い食生活、適度な運動、ストレス解消、充分な睡眠というのがもっとも効果的であると私は確信していますが、一方でこれらの方法は、効果のほどが具体的によく分からない、という欠点もあります。

 また患者さんが、入院加療中の場合は、規則的な生活は出来るものの、食生活については病院食になってしまい(それがバランスが良いという考え方もありますが)、運動は制限され、ストレスはたまりやすいという欠点があるように思います。

 ではこれ以外に何が出来るのだろうかと考えたとき、やはり民間療法や代替療法のことも知っておいた方が良いかなと思い、今後これらについて、どんな療法があるのかを調べてみることにしました。

 調べる方法ですが、先ずはネットで悪性リンパ腫の治療に関する民間療法や代替療法にはどんなものがあるのか項目を調べ、その後個々の項目についてじっくりと見ていこうかなと思います。

 しかしながら、話の内容が徐々に専門的な領域に入っていくと思われますので、私の知識が追いつかなくなり、もしかすると途中で挫折するかもしれません。しかし調べてみないことにはそれも分かりませんので、先ずは腰を据えて少しずつ調べていこうと思います。
 


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