瞑想の目的

 ウィキペディアによれば、「瞑想」(Meditation、メディテーション)とは、何かに心を集中させること、だそうです。その範囲も日常的なことから究極の知恵を得るような物まで、広範囲に用いられると書かれています。

 しかし病気の治療やその補完という観点から考えれば、先ずは心の平穏を得ると言うことが第一目的であるような気がします。さらに心の平穏が免疫力を上昇させ、間接的に治療の効果を上昇させる可能性もあるように思えます。

 また瞑想というと、私なんかは目を閉じて心を無にするとか、何かを一心不乱に考えるまたは唱えるというようなイメージを思い起こしますが、上記の定義によれば、別段目を閉じる必要はなさそうです。

 ただ普通の人が目を開けたまま何かに集中しようとしても、目で見える映像に神経が集まってしまい、本来の瞑想の目的が乱されるように思えます。従って一般的には目を閉じて行うことが多いわけです。

 では今さりげなく書きましたが、瞑想の目的とは何か?実はこれもいろいろあるようで、何かについて必死に考えるという瞑想もありますし、何も考えないように努力するという瞑想もありそうです。さらには頭の中に去来する様々なイメージの中から有意義な物を見つけ出す、という場合もあります。

 さらに悩みがある人は、その悩みを解決するためとか、その悩みから解き放たれるために瞑想を行う場合もあります。また宗教的な観点では「悟りを得る」という目的もありそうです。まとめると、瞑想の目的は

@ 何かの問題について解決を求めて必死に考える

A 心を解放し、頭の中をイメージが流れるままにする

B 何も考えないように、心を空白にするように努力する

C 悩みから解放されるように、心を解放する

D 何らかの悟りを得ようと努力する

E 潜在意識と向き合い、本当の自分を知る

F 揺れ動いている心の沈静化する

G 集中力を高める

等の目的があるようです。いずれにしても、すべてに共通しているのは、自分の心と向き合うことだと思われます。

ではそれによってどんな効果があるのか?特に悪性リンパ腫等の治療の補完や代替療法として考える場合は、その目的も@、C、D、Fといった目的に限られて来るように思えます。

 というわけで、実際にこの瞑想を行った場合の効果を考えてみたいと思ったのですが、その前に瞑想の方法をきちんと抑えておかないと、話を論理的に進めることが出来ないと判断しました。

 つまりある一定の方法で何らかの瞑想を行ったとき、体の中にどんな変化があらわれるかを、きちんと生理学的に考えたいと言うことです。

 ただし、ここまでは私の想像で書いていますので、実際にそのような変化を実証的に調べているわけではありません。これからネットの情報を探すつもりなので、もしかしたらまったく見つからない可能性も充分あります。


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