瞑想の方法と効果

 「効果的な瞑想の方法」というのをネットで調べると、「神と対話するには」というような語句が頻繁に出てくるようで、これはちょっと目的が違うなと思い、「基本的な瞑想の方法」という検索語句に切り替え、先ずは瞑想の基本を確認することにしました。

 そこでいつものように先ず瞑想の方法として分類されている物をあげていくと

@ 呼吸を意識する

A 数を数える

B 何らかの語句を繰り返す

C 音楽を聞く

D 何らかのイメージを思い浮かべる

E 何かを見つめる

 この中で最初に誰もが取り組むのが呼吸を意識することだと思います。私も血圧を下げるために、過去に試みたことがあります。さらにこの呼吸一つとっても、周辺環境、服装、姿勢、呼吸の方法、心で意識すること、瞑想時間、期間等々様々な条件があるようです。

 しかしそんな事をすべて意識していきなりやろうとしても、たぶん数日で飽きてしまうのではないでしょうか。(私も続きませんでした)瞑想の効果が具体的にどのようなものなのかは私もよく分かりませんが、少なくともある程度続けないと意味がないように思えますので、続け安い方法が一番いいのではないかと思います。

 そう考えると、ともかくリラックスした姿勢でゆっくりと呼吸を繰り返し、その時頭の中を去来するイメージや、体の感覚を大事にすればいいのかなと思います。

 ではこういった瞑想を行うことによって、単なる精神的な変化ではなく、実態として体の中でどのような変化が起きるのか。それが分からないと瞑想を続けようという意欲が湧かないはずです。

 というわけで、今度は体の中に起きる客観的な変化を知りたいと思い、「瞑想による生理的変化」という検索語句でネットの情報を調べてみました。

 ところがいくつかのページを読んでみてハタと気がついたのですが、健康食品と同様、瞑想に寄って変化したのか、単に体の状態が変化したのかを客観的に区別するのが難しいです。

 心理的には、「気持ちが楽になった」とか「精神的なゆとりが生まれた」「明るくなった」「将来が見えてきた」等々いろいろ言うことは出来ると思いますが、それは単なる思いこみや錯覚であると言われてしまうと反論するのが難しいはずです。

 従って瞑想の生理的効果を把握するためには、瞑想という方法に長けた人を被験者にして、血圧や脳波、その他の生理学的な検査を瞑想中に行う、という実験が必要に思えます。

 しかし瞑想中にそのような外部からの干渉があった場合、果たしてそういった干渉を意識せずに瞑想を続行できる物なのか、凡人の私にはよく分かりません。

 個人的には「瞑想」は何らかの効果がありそうだ、と思っていますが、ではどんな効果があるの?と聞かれても現段階では客観的な答を返すことが出来ません。

 とはいうもののそういった研究を行っている方は必ずいると思いますので、先ずはそのような情報を少し探し求めてみたいと思います。 


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