小康状態? 

 2月17日(火)。午後病院へ。バナナやりんごなら食べても良いという許可が出たので、近所のデパートで、一番値段の高いバナナと、食べやすく切り取られてパッケージされたリンゴを買っていく。

 今日は熱も低く比較的元気だ。今日も採血を行ったということで結果を見せてもらった。勝手な判断だが、若干回復傾向にあるように思えた。

 フォトフレームの写真を追加。とりとめもない話をし、テレビを一緒に見て過ごす。一緒にいると、不思議に気持ちが和らぐ。かけがえない時間を過ごしているという意識になる。

 酸素濃度も良好らしく、吸入がなくなった。熱さえ上がらなければ、見た目はそれほどひどくない。顔色の悪さもなくなってきた。しかし夜になり再び40度へ。いつになったら落ち着くのか。それともこの状態が続くのか。心配の種は尽きない。

 18日(水)。芽球が少し減少した。血糖値が上がり体重が増えている。「インシュリンの出が悪いか、または出は良いがインシュリンへの反応が悪いかのどちらかでしょう」という主治医の説明があった。

 すでに機能が落ちていた腎臓が、さらに機能低下を起こし、おしっこの出が悪くなっているのかもしれない。

 メールで頼まれていたサイダーとミルクティーをコンビニで購入。サイダーを飲んだが、味がおかしいと言う。相変わらず味覚にも異常がある。

 病院にいる間は熱もなく普通に見える。咳も心なしか少なくなった。毎日毎日ほんの少しずつ回復かと期待させる。しかし検査結果を詳細に見ているうちに、急な体重増加を発見。ここ数日で1〜2キログラム増えている。やはり腎臓か、の思いを強くする。

 19日(木)。昨日の様子が良かったので、今日は久しぶりに病院に行かなかった。妹さんが代わりにいき洗濯をしてくれている。

 しかし相変わらず朝は39.4度の熱。昨日から新たに処方されたロキソプロフェンという解熱剤を使用。穏やかに効いているようだ。数日前に持っていったシャーベットの残りも食べているということで、ちょっと安心したが・・・。


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