キシリトール

キシリトールについて(2011.6.29)

 次はキシリトールです。ウィキペディアで調べてみると、化学式はC5H12O5で、ベンゼン環のようなものはなく、Cが鎖状に結合した鎖状化合物で、そらぞれのCに1個ずつ水酸基がついています。

 ブドウ糖と果糖が結合したスクロースと同程度の甘みがあり、冷涼感、すなわちさっぱりとした感じがあります。さらにカロリーが少ないことも、いろいろな食べものに使われる理由のようです。

 もともとは「カバノキ」から発見されたそうなので、天然に存在する添加物として分類されています。

 健康上の問題ですが、弱い下剤の働きがあるそうです。毒性はないらしく、一般的には歯磨きに配合され、虫歯予防を訴えていますが、実際には配合量が90%以上ないと、虫歯予防にはならないみたいです。

 で問題はアトピーとの関係ですが、それは明日以降へ回します。

キシリトールとアトピー(2011.6.30)

 キシリトールですが、昨日書いた内容を読み返して、鎖状化合物であるにも関わらず(いわゆる砂糖の分子構造とは全く似ていないのに)甘みを感じるのは不思議だなと思いました。

 そもそも甘みを感じるというのはどういう感覚なのかという根源的なことが分かっていないと言うことですね。そこで味覚に付いてもちょっと調べてみたのですが、これまた面倒な知識が必要そうなので諦めました。

 要するに味覚を感じる細胞が、舌の上に乗った物質と反応して、細胞表面の電位が変化し、それが刺激となって伝わり味覚となるようです。

 ただ苦みや辛み、塩味、甘み等をどのように電気刺激で分けているのかはよく分かりません。

 ということで、いわゆる砂糖の分子もキシリトールの分子も、分子の形は異なるにしても、味覚細胞上では同じような化学反応が行われ、それを甘みと感じるということです。

 さてそれではキシリトールとアトピーです。調べてみると概してアトピーには良いという記述が多く見られます。

 普通の砂糖を摂取するよりもカロリーが少ないから、体に悪いとされる砂糖の摂取量を抑えることが出来る。

 キシリトールそのものに雑菌の繁殖を抑える作用がある。(虫歯予防等)

 さらに添加物として化粧品等に加えると、皮膚の保湿に役立つ。

などの理由に分けられます。

 概して高評価のようで、大量に摂取して下痢等にならない限り、アトピーの悪化とはならないようです。ちょっと安心しました。



ソルビトール、甘草、ステビア


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