臭いと味、色で識別

過去に腐敗臭を感じた時(2012.8.21)

 腐敗臭は、何もわざわざ肉を腐らせなくても、数日経過した生ゴミの臭いを嗅げばすぐ分かりますね。こういった臭いをすぐにフタをするのではなく、子供にも教えるべきだと思っています。

 さらに、この臭いと同じような臭いがほんの少しでもこれから食べようと思っているものに含まれていたら、勇気を持って食べるのをやめるべきだと子供に伝えるべきです。

 日本人の美徳かどうかは知りませんが、出されたものはすべて食べないと失礼(提供してくれた人や、その食材を生産してくれた人に対して)という感覚が強いと思います。

 自分の責任で買ったり保管しておいたものなら、変な臭いがしたらすぐに捨てることも出来るのですが、提供されたものに対して「変な味がする」とか「嫌な臭いがする」と申し出るのはかなり勇気がいります。栃木の場合もそういった感覚があったのかなと思います。

 私なんかが、「あっこれはちょっと」と感じることが多いのは、やはり外食が多いです。外食産業は、採算の問題もありますから、出来る限りたくさんのものを一度に購入し、長期間使うと言うことをするのではないかと想像していますが、その保管方法にちょっとした隙があれば、雑菌は簡単に繁殖します。

 年に1回あるかないかですが、不安に思って残すことがあるメニューでは、ラーメン屋さんの野菜炒めが多いです。さすがに肉そのものが酸っぱいと言うような経験はありませんが、白菜等の葉物類で感じることが多いです。

 あと豆腐で感じたこともあります。これは間違いなく酸っぱくなります。本当に腐敗するとものすごい嫌な臭気を発します。口に含んでみて分かることが多いですね。お店の場合は、しょうがないのでティッシュ等にはき出しています。

 ファミリーレストランでは、やはりサラダ、それもレタスの類ですね。レタスは古くなってくると、葉脈部分が茶色く酸化してくるので、まずこれが目安になります。

 さすがにドロドロになったレタスをサラダとして提供する店はありませんが、茶色い部分が多いレタスは、緑の部分だけ食べて、後は残します。

 まあ少量なら自己免疫力で、ちょっとお腹が緩くなる程度で回復しますから、あまり神経質になるのもどうかとは思いますが、生クリームの激しい症状を思い出すと慎重にならざるを得ません。

 ちなみに腐る前段階として、食品自体が水気を拭くんでグニャグニャになることが多いように思います。つまり湿気が多いと腐りやすいし、雑菌が繁殖しやすいということです。

 私は家庭菜園でいくつか野菜を作っていますが、これらの野菜はスーパーで買った野菜より小振りのものが多いのですが、同じ期間では明らかにスーパーのものの方が先にグニャグニャになってきます。

 理由はよく分かりませんが、スーパーの方は化学肥料を使い、農薬を使い、見た目を良くしている分、水分を多く含み、なんとなく図体ばかり大きくなっているような気がします。

 また温室等で大切に育てられた分、雑菌繁殖に弱いのではという印象があります。温室育ちというのは、どちらかというと中味があまり詰まっていないという否定的な要素を含んだ語句だと思いますが、やはり太陽光のもとで、雑草と共存しながら、少ない肥料を取り合って成長する野菜の方がたくましいように思えます。



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