誰がテレビを見ているのか?
(2011.12.3)

 学期末なので今日は午前中で仕事が終了。(仕事は非常勤講師です)そのまま帰ってくる途中で、おそば屋さんで大好きな「たぬきそば」を食べてきました。

 別に「そば」の効用を書こうというのではありません。私が食べている間に5組ぐらいのお客さんが出たり入ったりしています。

 おそばやさんには良くあるのですが、店の一角に大きなテレビがあり、そこでいつも何らかの番組が流れています。これはこのおそば屋さんだけでなく、ラーメン屋さんや定食屋さん等でもテレビがおいてあることが多いですね。

 で、最近注視しているのですが、このかけっぱなしのテレビを一生懸命見ている人がどのくらいいるんだろう?と周りの人の様子をうかがっています。
 
 家族や夫婦で来ている人は、その中で話しをすることが多いのでテレビを見る人はいません。職場の方でまとまって来るような人もいますが、やはり仕事や内輪の話で盛り上がります。

 残っているのは私のような独り者ですが、以前ならタバコを吸いながらテレビを見ている人も多かったのですが、最近は皆さん新聞や雑誌を読むか、お店の人と話し込むか、周囲を気にせず自分の世界に没頭するかで、テレビを見る人がほとんどいません。

 テレビからは甲高い声でコマーシャルがぎゃんぎゃん流れたりしていますが、ほとんどの人が無視。単なる騒音と化しています。この実態をテレビ局の人は知っていて、その事を考慮して番組作りをしているんだろうかと一人で考えています。

 ひと頃テレビの見過ぎは、受け身の思考しか育たない、低俗な番組が多い、認知症になる可能性がある、等々かなり辛辣な批評を受けていました。これはテレビを見る人が多かったからだと思いますが、見る人がほとんどいない状況の中で、テレビの音だけが鳴り響いているのは、一種異様な雰囲気です。

 見過ぎは良くないと言われているわけですから、現状はむしろ健康によいのかもしれません。このブログは健康を考えるブログなので、現状は好ましい状態であると言えそうですが、テレビがこれほどつまらない番組しか報道していない現状を、テレビ局スタッフがどのように考えているのか不思議です。

 ただし幼児やお年寄りの視聴時間はそれほど変化がないかもしれません。しかしテレビから笑い声だけがむなしく響き、それを見ているお年寄りたちの表情は無表情、というのも見かけたことがあります。これも不気味です。



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