ヤフーの健康関連ニュースを見ていたら「
喘息の若者、ペット厳禁 悪影響、詳細検査で確認」という、記事が出ていました。
私自身思い当たることが多いので早速確認。私は、両親の話によれば、
生まれた直後から湿疹が顔に出来、痒いため常に掻こうとするので、両親が手に包帯を巻いたという話を聞いています。
今振り返れば、これは湿疹ではなく
アトピー性皮膚炎だと思うのですが、それが3歳になる頃にようやく改善。ところが今度は
喘息です。
当時はまだ喘息症状を発するような子供は、50人とか100人に一人ぐらいしかいなかったのだと思います。季節の変わり目や、風邪をひいたとき、そしてよく分からない原因(たぶん家の中の
ホコリやダニ)のために、ともかく呼吸困難を覚えていたことを今でも覚えています。
小さい頃は、その苦しさで一晩中寝られず、寝ていると息苦しいので、座った状態で前屈みになり、ひたすら苦しさに耐えるという苦行が続きました。(そのため猫背になったと信じています)
当時としてはまだ珍しい病気だったためか、薬も効果的なものがなく、今でもあるようですが「
ネオフィリン」というのが唯一症状を抑える薬でしたが、無闇に使うわけにはいかない劇薬だというように教えられました。
確かに服用すると楽にはなりましたが、それと共にかなり
激しい動悸を感じたことを今でも覚えています。結局小学校時代は喘息のため激しい運動はほとんど出来ず、体育は見学が多かったです。
中学校に入り思春期になった頃から、ようやく喘息の新薬が出回り始め、特に
吸入器の普及と共に症状は劇的に改善。しかしこれも劇薬とのことで、使いすぎた人が心臓マヒで亡くなったなんていうニュースもありました。
一方喘息は改善したものの、その後体のあちこちに痒みを覚えるようになりました。いわゆる
アトピー性皮膚炎ですが、結局アレルギーというのは、皮膚が外界と接触している部分で起こるわけで、気管で起これば喘息、鼻で起きれば鼻水、皮膚で起きればアトピー、目で起きれば痒みや涙といった花粉症のような症状、胃や腸で起きれば胃腸炎、ということなのかなと言うことが徐々に分かってきました。
治す方法は、一つは
アレルゲンを遠ざけること。もう一つが体の中に反応物質が出来ないように、できるだけ
純粋な食べ物を食べること。そして最後がそう言った症状に打ち勝つ体力かなと思っています。
結局中学で発症したアトピーは今でも続いていますし、風邪をひいたり、花粉やダニが増える時期は喘息で悩まされたりしますが、50代以降になって症状はかなり軽くなりました。
というわけで冒頭のニュースに戻るわけですが、私はある特定の時期の
ネコがまったく駄目。近づいてくるだけで喘息が出て、目がしょぼしょぼします。
その事をあらためて裏付けるニュースだなと思っていますが、私の場合はともかくネコ。犬はOK。鳥もOK。不思議です。
というわけで、
ペットと過ごす生活というのは考えられません。しかし動物というか生き物は好きなので、庭先にやってくるネコ君には、食べ終わった後のアジの干物なんかをあげたりして可愛がっています。ただ家の中には絶対に入れません。