バンコク雑感(3)

大気汚染

 私は喘息持ちなので大気汚染が心配だった。確かにホテルの窓から市内を見ると常時煙っていた。また通りを走る車やバス、トゥクトゥクからは嫌と言うほど排気ガスが出ていた。

 臭いだけでなく、舌でも排気ガスを感じるぐらいだ。数時間外を歩いていると鼻が詰まる。たぶん喉はもっと汚染されていたのだろう。

 バイクの運転手や大きな通りで屋台を出している人の中にはマスクをしている人がかなり見受けられた。地下鉄やBTSは地上から若干離れているために、ほんの少しだが空気が良いように感じられた。

 幸いなことに喘息はまったく出なかった、理由はわからない。喘息そのもののアレルゲンが何なのか私は良くわかっていないが、たぶんハウスダストの類だと思っている。ということは排気ガスには反応しない、ということなのかもしれない。

 もちろん私自身に喘息に対する抵抗力が付いているのかもしれない。ただなんとなく軽い咳が出たり、喉に違和感は感じていた。長期の滞在となると問題になってくるかもしれない。


屋台

 いたるところに屋台がある。これは本当に驚いた。第一歩道のど真ん中で店を広げているのだから、通行人にとってはひじょうに邪魔なはずだ。しかも当たり前だが人通りや交通量が多いところで店を広げている。

 必然的にゴミや埃や排気ガスが充満している環境だ。しかも食器等は水道の水で洗っていないので、衛生的な日本から行くと不衛生極まりないように思える。日本のお祭りで見られるたこ焼きやヤキそばの店の方がまだしも衛生的に見える。

 しかし地元の人は慣れっこなのか、そういった環境はまったく意に介していないようだ。スーツをビシッと着ているようなOLが屋台に群がっている。それにしてもじっくり見たわけではないのだが、何を売っているのか分からない店も多い。

 まあTシャツやお土産品の類は見れば分かるが、食べ物は何やらどんぶりに何かをいれ、その上に何かをかけるという程度しか分からない。

 せめてフランクフルトぐらいとも思ったのだが、結局滞在中一度も利用しなかった。しかし次回行くことが出来れば利用してみたいとは思っている。


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