第2日目 キング&アイ
スパ&マッサージ

 鼎泰豊で昼食を食べ終えると、程よいビールの酔い心地と眠気が襲ってきましたので、BTSで一旦ホテルへ戻ります。帰りがけ、ソイ11で昼食を食べている人も多く、その多くが通り沿いのオープンテーブルの席に陣取って、通りを眺めながらビールを飲んでいます。

 あのけだるさというか、ぼ〜っとした雰囲気が良いですね。そのうち昼間から、このあたりのどこかの店に入ろうと考えながら、ふらふらとホテルに戻り、ちょっとパジャマに着替えてベッドへ。

 冬場なのでエアコンもほとんど必要ないのですが、24度設定ぐらいが寝やすいことが昨晩分かりました。ちなみにこのホテルのエアコンは、風が直接ベッド側に吹いてこないので助かります。ただ低速にしても若干風の音が聞こえます。

 しかし部屋の向きそのものが、通りと反対側なので、時折廊下を誰かが歩く音が聞こえるぐらいで、ひじょうに静かです。「ふ〜、気持ちいいし、眠いなあ。午後はどうしようか?」なんて考えている内に寝ていました。

 はっと気がつくと2時間弱が経過。体調も回復。眠気もとれています。時間は3時半。さてどうするか。普通の服に着替えて、ネットに接続し、行動予定表を見ながら考えます。

 よく寝たので体はほぐれているようにも思えますが、疲れ切る前に一度マッサージを体験しておこうと考え、スクンビット周辺のマッサージやさんをネットで検索。

 その昔ソイ22近辺にあったハタサットという店の印象が良かったので一生懸命探したのですが、どうやら閉店したようです。しょうがないので、その次に印象の良かった「キング&アイ スパ&マッサージ」へ行ってみることにしました。

 ナナ駅とアソーク駅の中間ぐらいの位置にある店で、入り口は通りから20mほど奥にあるので、ちょっと分かりにくいです。早速お出かけセットをショルダーに入れ、コンピューターも念のためセーフティボックスに入れ出かけました。

 ちなみに、この日はまだ部屋の掃除が入っていませんでした。枕元には朝の時点で20B紙幣を1枚置いてあります。

 ホテルを出て、相変わらず道沿いの店でビールを飲んでいる欧米人を見ながらスクンビット通りに向かっていくと、左側に庶民的なスーパー(ヴィラマーケット)を発見。ここで最終日におみやげを買うことに決定。

 BTSの高架を渡って反対側の歩道をアソーク方面に歩きます。この通りは人通りもそれほどではなく比較的歩きやすいと思いますが、路地からはタクシーやバイクが飛び出してくるので、気は抜けません。

 かつて一度曲がったことがある路地を右折し、記憶にある店の入り口のドアを押して入ると、目の前が小さなカウンターで受付の女性が2人待機しています。カウンターの上にはメニューを書いた紙があるので、それを見ながら通常の2時間マッサージを選択。2時間で500Bです。

 するとエレベーターに案内され、なにやら札のようなものが渡されます。3階に到着したら、係のものが待機しているので、その札を渡すように、と言われたような気がしました。

 そのまま一人でエレベーターで3階へ。しかしエレベーターを出ても誰もいない。「えっどうしよう?」と通路を数歩踏み出した柱の影に女性がいましたので、その人に札を渡すと、「こちらです」と案内されます。

 かつて一度来たことがある店なので、精神的には気楽です。部屋に入るとすぐにマッサージ専用の服が渡されますが、この服の色も以前と同様ショッキングピンクで、初老のおじさんにはまったく似合いません。


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