第4日目 レインボー4で話す

 「バカラ」でも話の出来る子が見つかり、これでこの店でも今後は寛げるかもしれないなと思いつつ、この子と40分ぐらい話しましたが、「ステージに行かなくてはならない」という所でお別れしました。また会ってみたい子ですが、一つのゴーゴーであまり長居をする気もありません。

 さて店を出てどうするかと考えつつ、ブラブラと通りを歩いていきます。最初の頃はこの通りを歩くだけでも緊張感がありましたが、慣れとは恐ろしいもので、単なる散歩と変わらない印象になってしまいました。ある意味残念な気もします。

 歩きながら店の前で勧誘している子達を見ますが、「よしそれじゃあ入ってみるか」という気持ちが湧いてきません。結局反対側の通りまで出てしまったので、そのまま左折しMRTの地下道へ行き、さらにエスカレーターを乗り継いでBTSの高架に上ります。

 高架から下のナナ方面への交通量を見ると結構空いています。そこで再び高架を降りてタクシーでナナプラザへ。しかしこのタクシーの記憶が全くない。メモに書いてあるのでそうだと思うのですが、乗った記憶がないというのは恐ろしいです。

 ともあれナナプラザ前で降りて、目の前の銀行で最後の両替。その現金を持って、そのまま「今日は他に行く」と伝えた「レインボー2」に行くのも恥ずかしい?ので、右のエスカレーターを上がり「レインボー4」へ。

 時間は10時近く。さすがに混んでいます。客も女の子も大勢います。ウエイトレスさんに案内されて、席に着き、「飲み過ぎか」と思ったのでスプライトを注文。ちょっと気の抜けたような味がしました。

 とりあえず一息ついてステージを眺め出すと、間髪を入れずに声がかかります。みんな営業熱心ですね。ちょっと小太りの子ですが愛嬌があって、押しが強い。

 最初は「Watching only!」と叫んで断っていたのですが、半ば強引に座り込んできて、肩やら手やらをマッサージし、「うまいでしょ!どう?」と聞いてきます。

 (今回いろいろな子から肩を揉んだりしてもらいましたが、日本の中高年にはこれをやると受けるよ、というような噂または営業戦略みたいなものがあるのかもしれないなと感じました)

 確かに力加減がちょうど良く、気持ちが良いので、結局その押しに負けて「ドリンクだけだよ」と言って飲物を奢ります。

 この子は「バカラ」の子よりさらに英語が堪能でした。この子にもバンコクの事情について、いくつか話を聞くことが出来たのですが、なにせ酔っぱらっていたので、有意義な話は出来たとしかメモに書かれておらず、タクシー同様肝心の話の内容をほとんど思い出せません。

 「子どもがいる」という話は聞きました。「あんたの年齢は?」と聞いて、「それなら私はあんたのお父さんだ」というと受けていました。

 とうわけで、そこそこに酔っぱらった頭で会話を楽しんだようで、1時間弱で退店。だいぶ酔いが回っていたのと、疲れがたまっていたこともあり、この日はこれで終了。そのままホテルへ戻りました。戻ったのは11時ぐらい。私としては頑張った方です。


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