第5日目 夜遊び

キングキャッスル1へ

 「ミズキッチン」を出て、通りの真ん中に並んでいる屋台の隙間から反対側に出ると、いわゆるゴーゴーのお店がいくつか並んでいます。

 8時ですから、活況を呈するまでにはまだちょっと時間があります。と言うことはある程度人気のある店でないとお客さんもいないと言うことです。

 実際呼び込みはいっぱい出ていましたが、誘われて店内を覗くと、踊っているのが2人ぐらいで、お客さんはいるかいないかという程度の店ばっかりで、すぐに「また来るね」と言って退散。

 唯一「キングキャッスル1」に若干人影が多く見えたので入店。以前も入ったことがある店なので、ちょっと入りやすいという気持ちもありました。

 実はこの日は土曜日で選挙の事前投票がどうたらこうたらと言われていた日です。つまり場合によってはアルコール類の販売は一切禁止になる可能性があるという日でした。

 ただ入店したときはこのことをすっかり忘れていました。しかしビールを頼んだら大きな白い紙コップに注がれて出てきたので思い出しました。店側の配慮と言うことでしょうか。

 それとこのお店は、ビールを持ってくると、その場で請求書にサインをするというシステムです。これならぼったくり等は生じないという事だと思います。(ただしこの後行ったお店はすべて通常通りの瓶ビールでした)

 しかし座って10分もしない内に、ママさんだか何だか分かりませんが、誰かを呼べとうるさいです。ステージを鑑賞する暇も与えてもらえません。

 最初は我慢して笑っていたのですが、あまりにしつこいので、その内さすがに段々不愉快になってきて、20分ぐらいで退店。私には珍しく、チップも一切出しませんでした。

 まあ営業が厳しいんだろうなとは思いますが、やり過ぎはかえって嫌われます。

 店を出て右折。そのまま歩き続けスラウォン通りを右折。次に目指したのが「ピンクパンサー」。呼び込みのお兄ちゃんに顔を覚えられてしまいました。近づくと笑顔で迎えてくれますが、中はまだ閑散としていますので、ここでも「また来るね」と言って、店には入らず。


バダビンへ

 ピンクパンサーから、パッポン2をいつものコースで歩き、このままだとまた「エレクトリックブルーか」と思いつつ、ちょっと浮気心で道を挟んだ向かい側の「バダビン」を入り口から覗いてみると、数組のお客さんがいることが分かり、試しに入ってみることに。

 ここは店内の照明が美しいですね。踊りもよく見えます。美しい子も多いです。お客さんが少ないのが不思議なくらいです。

 目の前で10人近い美形の子達が踊っています。どちらかと言えば目鼻立ちのはっきりした欧米人好みの子がステージの前面に立って、後方におとなしめの子がいるような配置でした。

 しばらく眺めていたら、後方のおとなしめの子がこちらを見て笑いかけてきます。こちらも笑顔を返しますが、すぐに呼ぶことはしませんでした。

 しかしダンスが終わったあと、先ほどの子がしっかりと寄ってきて、「座って良いか」と聞いてきます。

 もともと可愛らしい子だと思っていたので拒否するわけがありません。「どうぞ」と言って場所を空けます。

 座り込んで改めて近くで顔を見たら、ステージ上にいるときよりもさらに数段美しいことが分かりちょっとびっくり。目がひじょうにきれいな子です。

 「へえ〜、こんな子が踊っているんだ」と内心思いつつ飲物を奢りましたが、この子はいわゆるコヨーティと呼ばれる子のようです。

 ちなみにステージで照明に当たっているときは美しく見えても近くでは・・・、と言うことが多いのですが、逆の場合もあるんだなと初めて気がつきました。(続きます)
 



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