第2日目 「吉左右」で昼食 

 昼食を高級ホテルで食べたいと思い、スクンビットのロビンソンで思いついたのが、すぐお隣にある「ウエスティングランデ」。

 ここはこれまでに何回か足を運んでいますが、雰囲気を感じてすぐ退散していました。

 今回はたまたまYシャツと長ズボンを着用していたこともあり、意を決して和食の「吉左右」に行ってみようと考えました。

 スクンビット通りのロータリーから入り口を入ると、奥のほうにエレベーターがありますが、ドア係りがドアを開けてくれるようなことはなかったです。

 エレベーターのボタンはロビーとレストランフロアの二つしかありません。早速乗り込んでエレベーターが上昇し、7階だったと記憶していますが、エレベーターが停止。

 外に出ると目の前には洋食のランチを提供しているレストランがあり、その右側に「吉左右」に向かう、ちょっとカーブした白い階段があります。

 普通のレストランならこのあたりにメニューが置いてあるのですが、ここには店名の看板があるだけです。

 その様子を見て以前はここで引き返していましたが、今回はとりあえず階段を上ってみようと思い、ゆっくり上がっていきます。

 しかし店の前にもやはりメニューがない!「ずいぶん強気だな。どうしようか?」と考えていたら、その姿をどこかで見かけたのか、突如案内係りと思われるおじさんが登場。

 「メニューはありますか?」と聞くと、「こちらへどうぞ」と言うので、促されるままに入り口に近づくと、お姉さんがいきなり席に案内。当然メニューは渡されず、成り行きでそのままカウンターに案内されて着席。しばらくして、ようやくメニューに遭遇。

 これではメニューを見てから入店を決めることは出来ないなと思いましたが、たぶんそんな選択をするお客さんはいないのだろうとも思いました。

 このあたりまでの雰囲気は強気の姿勢ばかりが目立ち、客本位のサービスとしてはあまり良くないなと感じます。

 目の前には刺身やお寿司を握っている職人さんが4〜5名忙しそうに働いています。テーブル席は結構埋まっていました。階層の違いを若干感じましたが、こちらで働いている方が多いようでした。

 それでも、周りの景色はあまり気にしないでメニューを眺めて決めたのが「カツ重」。これが350B。これに冷たいお茶60Bをつけて合計410Bですが、実際にはこれに税金とサービス料が加えられ483Bで1500円ぐらい。

 この雰囲気で、この値段ならと思わないでもないですが、肉は日本の大衆食堂で食べるカツよりも固めで、味もまずいとはいいませんが、「うまい!」と叫ぶほどでもないです。

 一応セットなので、サラダや茶碗蒸し、味噌汁、漬物がついていましたが、味はどれもいまいち。茶碗蒸しは出来合いのものをちょっと暖めただけのように思えました。

 正直雰囲気だけは高級感がありますが、「味はこんなもんか」とがっかりしました。テーブル席があんなに埋まっている理由が不明です。

 もしかしたら選んだメニューが悪かったのかもしれませんが、なんだか高級ホテルでランチと言う楽しみが萎えてしまいました。

 一応完食しましたが、ご飯の量だけは多かったので、結構胃にもたれました。支払いはクレジットカードで清算です。

 483Bだったので、500Bでお釣りは貰わないという選択肢もあったような気もしますが、サービス料は含まれていますし、だからと言って17Bのお釣りを貰うのもなんとなく嫌だなと思いました。

 さらにチップとして17Bを渡す方法もあったと思いますが、このサービスじゃなあと思い、それを避ける方法としてカードの支払いを選択。

 ちなみにカウンターだったので料理の写真撮影も控えましたが、あくまで普通のカツ重です。
 
 ちょっとがっかりして、「まあいいや。やはりランチと言えども、単純に高級ホテルだからおいしい」と思うのは間違いだなと思いつつ、いったん部屋に戻り、夜遊びに備えます。



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