第2日目 パッポン徘徊

 サラデーン駅からの高架を下りて、タニヤを通りスラウォン通り側まで途中の呼び込みを、ある意味楽しみながら歩きます。

 ただタニヤ通りの両側付近では、店を案内しようとしたり、変な写真を持っていたりするおじさんが多いので、どうしても足早になってしまいます。

 タニヤの酒屋さんを過ぎると、呼びかけはお店のママさんらしき人が中心になるようです。

 周辺のおじさんたちからは「シャッチョウ!」と声がかかりますが、女性陣からは「カラオケいかがですか?」「若い子多いです」「ちょっと飲んでいきませんか」という誘いがかかります。

 これが嫌ならシーロム通り側を歩いた方がいいのですが、屋台が多く、行き交う人で大混雑しているのが好きになれません。

 タニヤを通り抜け左折。左側に欧米人が利用するような、ホテル併設の小さなレストランがいくつか並んでいますが、「サリカフェ」以外は、日本人の姿をあまり見かけません。

 この歩道を歩いているときも、あちこちの屋台の間から、変なおじさんが呼びかけてきます。「ノーサンキュー」と言い続けて、パッポンの角を左折。

 すると今度は中央の屋台街から「シャチョー」だの「時計時計」、「カバン」「安い安い」という声がかかりますが、買い物をする気はまったくないので、ゆっくり歩きつつ、寄り道はなし。

 時刻は9時過ぎ。そろそろお店も活況を呈しているだろうと、まだ入ったことのない「KISS」という店を入り口から覗いてみますが、5〜6人の子が踊っているだけで、客の姿が見あたらない。

 「こりゃ駄目だ」と思って、そのまま「シーロム通り側」へ向かい、今度は「LUST」を確認。ここも入り口を大きく開け放しているので店内の様子がよく分かりますが、ともかく客がいない。

 とてもじゃないけど、入る気になれないなと思い、昨日はキングキャッスル2だったので、この日は先ず「キングキャッスル1」へ。

 10月の旅行で出会った子がいましたが、挨拶だけ。なんだか忙しそう。「日本人のお客さんが多い」(店ではなく、この子を気に入っているお客さんが多いという意味です)と言っていた子で、日本語も少し話すことが出来るようです。

 しかし私の方は特に強い関心があるわけではないので、適当にダンスを眺めて、特に話しをしたい子は見つからなかったのでビール1本で退散。

 10時過ぎ。「バダビン」へ。踊りのうまい子が多いので楽しめるなと思っています。顔見知りの子が何人かいて名前を教えてもらっているのですが、分かりにくい名前の上、アルコールが入っているので、すぐに忘れてしまいます。

 今日も見知った子がいたものの、店内大盛況で、みんな接客中。というわけで、ここも駄目。ビール1本のみ。

 しかし店を代わるごとにビールを小瓶とはいえ1本ずつ飲んでいますから、飲む量も増え、お金も結構必要です。

 1店あたりビール1本飲んで、180Bぐらい。円安ですから600円ぐらい?4軒回れば2400円。もちろんコストパフォーマンス的には安いのですが、さらに女の子に飲み物を奢ったりしていれば、一晩で4000円ぐらい散財することも多いです。

 そう考えるとタニヤのカラオケで、1時間600Bというのもそれほど大きな負担ではないような気もしますが、ゴーゴーの場合は店を変わるごとに相手も変えられる可能性があります。

 一方タニヤの場合は、気に入った一人が見つかるまでは、1回に付き600B以上ですから、やはり結構お金がかかりそう、と一応冷静に頭の中では計算しています。

 というわけで話しを戻しますが、「バダビン」というお店そのものは8時半頃行くと、まだお客さんが少ないので、好みの子と話が出来る機会が多いです。

 また踊っている子の大半が、割と明るく、よく客の方を見て、ニコニコ笑いかけてくれます。これはキングキャッスル系でも同様です。

 ただ混雑してくると、どうしても客の優先順位が決まってしまい、彼女たちも仕事ですから、お金が儲かりそうな客、日頃から懇意にしている客を優先するようです。

 というわけで、この日はナナのビアバーの子が面白かったなと思いつつ、タクシーでホテルへ。スラウォン通りから右折してすぐに到着。あっという間に二日目が終了です。



トップページヘ 2014年12月バンコク 朝食後MBKへ