第7日目 昼食は大山、夕食は味里 

 マーケット内にも地元の人が好んで利用するような店が多数あるのですが、基本的に屋台に近い店構えで、まだ私はそこまで心の余裕がありません。

 というわけで、以前入ったことのある、隣接した建物「JJモール」の中の和食レストランに行くことにして、迷路のようなマーケットをなんとか脱出。
JJモール内にある和食レストラン「大山」の鉄火丼
 「JJモール」はエアコンが効いていて、それなりに立派なショッピングモールという雰囲気。MBKより一回りか二回り小さいモールです。

 ここの奥の角にある和食の「大山」という店に入りました。

 メニューを眺めて、バンコクでしか食べられない(日本では高いので)「鉄火丼」220Bを注文。

 写真のような大きな器に入った鉄火丼が来ましたが、マグロはそこそこあるのに、肝心の酢飯の量が少ない

 写真では多いようにも見えますが、ご飯の厚さが数cmなのはちょっとショック。ここはもう利用すまいと心に決めました。

 ちょっと気持ちが萎えたので、それを切り替えるべく、同じフロアにあったマッサージやさんでフットマッサージを受けることにしました。

 しかしここも失敗。30代のお姉さんで、例のパターン。力はあるものの、相手の体の状況はお構いなしで、がつんがつんマッサージ。私が痛そうに顔をしかめても「痛いのが当然なのよ」といった顔で笑っています。

 というわけで、「JJモール」というのは、地元の人が利用するようなところではなく、観光客向けに作られた、ちょっと贅沢なショッピングモールであるということを確信しました。

 地元の人たちは、私が迷っていた迷路の市場で買い物をし、その近くの屋台でご飯を食べ、用が済んだらさっさと帰るという生活をしているんだなと推測しています。

 それでもまあとりあえず目的のものは買えたので、そのまま地下鉄でホテルへ。時刻は早くも夕方4時。意外に長い時間市場近辺をウロウロしていたようです。

 例によって昼寝というかちょっと遅い夕方寝をして起きたら6時半過ぎ。どこに行こうかと悩みましたが、これ以上カウボーイやナナに言っても疲れるだけで、同じことの繰り返しだろうと考えMRT(地下鉄)でシーロム駅へ。

 いったんタニヤの酒屋さんで心細くなった現金を少し両替し、途中で右に曲がって裏の駐車場から「チャーンイサラ」という建物に入り、先日高いと思って諦めた「味里」という和食の店へ。後になって気がついたのですが、天ぷらがおいしい店のようでした。 

 中は高級和食店の雰囲気。居酒屋ではありません。カウンターに案内されました。目の前でタイ人と思われる板前さんが刺身を次々と作っています。

 そんな場所で申し訳なかったのですが、野菜不足を感じていたので「野菜炒め」とビールに合うかなと思い「鳥のから揚げ」とごはんを注文。

 価格はビールを含めて全部で600Bを越えましたが、店の雰囲気の割にはリーズナブルな値段でした。味もよく、前言撤回。ここはお勧めできる店だなと感じました。また行くと思います。

 のんびり読書をしながら食べることが出来、店を出たのが8時過ぎ。さて夜の飲み歩きもあと余すところ二日。

 この二日間で今回の中期滞在の旅行のよしあしが決まるな、というような悲壮な決意?を抱いて、「だったらどうしよう?」と考え、「いよいよ一度ぐらいタニヤの店に入ってみるか」と酔った頭で考えました。

 そう思いつつ、今度は建物の正面玄関から出て、欧米人がたむろしている「ロードハウス」というビアレストランの脇を曲がり、「ジムトンプソン」本店を過ぎ、ちょっと気負った感じでタニヤ通りへ。



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