第1日目 一人では広すぎる部屋

 さてプレジデント・ソリティアで案内された部屋ですが、フロントの女性が言ったとおりとんでもなく広い部屋でした。簡単な間取り図を書いてみましたが、縮尺はいい加減です。



 正直なところ、この間取りは何だ?という感じです。リビングにはソファーベッドがあるので、場合によっては4人ぐらい宿泊でき、その場合メインのベッドルームと離れているのでプライバシーが保たれます。

 しかし一人の場合、風呂に入ってベッドで寝て、翌朝起きてリビングに移動し、冷蔵庫横に置いてある無料の水を飲んでなんてやっていると、やたら部屋の中を動き回る必要があり、なんとも面倒です。

 贅沢な悩みといえばそれまでですが、結局私はリビングのデスクと書いてある一番隅っこに持参したミニパソコンを置いて、寝ていないときはいつもここでブログを書いていました。

 といいつつも、もし長期滞在が実現したら、こういった部屋に自宅のような感覚でのんびり宿泊するのもいいかなと思ったことは確かです。

 しかしリビングと寝室にそれぞれテレビがあったりエアコンが別になっていたりするので、普段節約生活をしている身からすると不経済なことこの上ないです。

 結局移動するたびに照明やエアコンをつけたり消したりしていましたので、なんとも面倒です。

 ともあれ旅の疲れをとらないとと思い、シャワーを浴びていると、突然激しい雨の音が外から聞こえて来ました。

 「ありゃりゃ、これじゃあ夕食も食べられないし、期待していた夜遊びも駄目かも」と思いつつ体を拭いて、身支度をしました。

 少し雨の音が小さくなった頃を見計らってロビーに行きましたが、外に出るとまだまだ激しい雨が降り続いていてがっくり。時刻は7時過ぎです。

 しょうがないので再びロビーに戻り、ソファーに座って棚に置いてあった英字新聞を見ると、バンコクのMERSの情報が出ていましたので、とりあえず内容を斜め読み。

 分からない単語は多数あるものの、まあなんとか大意はつかめます。それによれば、この6月19日の時点で分かっていたことは

・ 感染者はオマーンから心臓病の治療目的でタイに来た75歳の人
・ スワンナプーム空港到着時は、発熱はなく咳が出ていた
・ いったんバンコク市内の病院に収容されたが、MERS陽性と分かり、ノンタブリーの病院へ移送
・ バンコク市街の病院に来る途中で、病院関係者も含めて、およそ59人と接触(その後160人ぐらいに修正されました)
・ 本人はラクダとの接触はなかったものの、ラクダのミルクを飲んだことが判明

 というようなことが分かりました。読みながら、海外ではやはり多少英語を読める知識がないと、いざというとき大変だなという思いを改めて感じました。

 そうやって30分ほど過ごしていると、雨が小止みになりましたので、いよいよ夜遊びに出発です。



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