第2日目 パタヤのゴーゴー

 ウォーキングストリートの大通りですが、今回数年前とずいぶん変わったなと思ったのが、やはり中国人観光客の存在。男女を問わず、30〜40人前後の集団が、旗を持った人の後について回っています。

 ともかく、ちょっといかがわしい雰囲気の街を見てみたいというツアーだと思うのですが、そういった集団が10グループ以上います。

 つまり日本でいうところの修学旅行生が集まる清水寺周辺みたいな状態。しかし飲み屋街ですから、やはり場違いな感じがします。

 その集団を避けつつ、最初に入った店が「バカラ」。まだちょっと時間が早いので、マイナーな店は客が少ないのではと判断しました。

 黒服の呼び込みさんの間を抜けて店内に入ると、奥に長い店で、入口を入ったぐらいでは、客の入りも、どんな子が踊っているのかも全く見えません。

 奥の席に座って、ビールの飲みすぎは良くないぞと思い、「水」を注文。飲みながらステージ上を見てすぐに気が付きましたが、ともかく美しい子が多くてびっくりです。

 最近バンコクのバカラには入ったことがないので、比較はできませんが、ともかくモデル並みの子が多いなと感じました。

 しかしカウボーイのバカラでもそうですが、愛想がまったくありません。馴染みになれば違うのかもしれませんが、客の方を見ようともせず、ただただ「私は美しいのよ、遊んであげるから、早く私を選びなさい」と主張しているだけのように見えます。

 ある意味仕事として割り切っているのだと思いますが、私はこういう店は苦手です。しばらく眺めていましたが、しょぼくれたおじさんなんか相手にしたくない、という雰囲気を感じたので退店。(単なるひがみですが)

 次が懐かしい「ハッピー」。数年前に初めてパタヤに行ったとき、「パタヤのゴーゴーは素朴な子が多いんだな」と感じた店です。

 路地の突き当りにあるお店で、そこに至る30mぐらいの道の両側には、ピンク色をした照明のビアバーが並んでいて、そこにも多数の若い子が待機しています。

 しかしこの道を歩いている観光客はがくんと少なくなります。店の前にいる呼び込みさんも、それほど強引ではなく落ち着いた雰囲気です。

 入店しビールを頼んでステージを見ると、ここの子たちは以前同様、客と結構頻繁に視線をかわし、ニコッと笑いかけてきます。まあこういった微笑みをもらいに店に通っているようなもんですから、この店は私の趣向に合います。

 ただし容姿はバカラよりもちょっと落ちる感じ?しかし「金、金、金!」といったガツガツした雰囲気ではなく、親しみやすさの点では断然こちらが上です。

 「じゃああの子でも呼んでみようか」と思ったころ、なかなか行動を起こさない私を見て、一人勝手に横に来て相手をしてくれる子がいました。

 良い子でしたが、ホステスとのことで、「踊りはしない」と言っていました。要するにウエイトレスさんとダンサーの中間ぐらいの存在のようです。(その分若干容姿も良いように感じました)

 ちなみにパタヤは欧米人観光客が多いせいか、バンコクよりも英語が通じる印象です。

 しかし女の子は耳で英語を覚えているせいか、その発音が分かりにくいです。「アオ?、アオ?」と聞いてくるので、なんのことかと何回も聞き直して「alone」であることがようやく分かったりします。

 これはあちこちの子から、よく聞かれましたので日本人のおじさんの一人旅は少ないのだと思います。

 また田舎はやはり北東部の貧しい村の出身のようでしたが、バンコクよりもパタヤの方が暮らしやすいという子も多かったように感じます。



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