第4日目 ソイLK

 しょうがないので30分で店を出て、「ギンザ」という店へ。ここは私の基準では、一番面白くなかったです。そもそも愛想が全然ありません。ナナのレインボー系を思い出しました。

 ギンザという名前で和風を思い浮かべる日本人以外の観光客はどのくらいいるのか不明ですが、たぶん日本をイメージした店づくりにしたのだと思います。

 逆に言えば、日本に魅力を感じるような外国人を相手にしていると言えそうで、実際店内の女の子の顔立ちは、化粧も濃く、欧米人向けの顔立ちが多いように感じました。

 というわけであまり面白みを感じず「ギンザ」を20分で出て、「スーパーガール」へ。ここで少し話の合う子がいました。いつも書いてますが、こういう出会いのタイミングは実に不思議です。

昨日はやたら混んでいる店でした。それでも私に向かってニコニコと愛想を振りまいてくれる子がいたので、今日はどうかなと思いつつ、若干の期待を持って入店です。

 すると、空いていてびっくり。昨日を10割の満席とすると、6割ぐらい。「へえ〜1日でこんなに変わるんだ」と思いつつ、昨日と同じような場所に着席。するとすぐ目の前で踊っていた子が私を見て微笑んできます。

 いつも思うことですが、こういう出会いのタイミングは実に不思議です。店に入って座った瞬間、だいたい目の前に好みの子がいて、その子もまたこちらを見てニコッと笑ってくるという状況。これでもう幸せな気分です。

 もうこれだけで、「今日はなんかいいことがありそうだ」なんて思えてしまいますから、まあ「いくつになって男は単純だなと思いつつ、一方でそういう気持ちになれないとゴーゴーは楽しめないんだ」と開き直っています。

 当然ダンスが終わると横に来たので、飲み物を奢りいろいろ教えてもらいましたが、「昨晩は大混雑だったけど今日は空いてるね。どうして?」と尋ねると「分かりません」と言っていましたので、日によって落差が大きいのだと思います。

 さらにお出かけは700か800B、さらに一緒に過ごして3000Bというようなことを言っていました。その気もないのに「高いね、値上がりした?」と聞いたら頷いていました。そんなこんなで楽しい時間を1時間ほど過ごして店を出ましたが、この日は体が慣れてきたのか、さらに徘徊です。

 次に行ったのが初日に寂れていた「スカイフォール」。ところがこの日はお客さんが7分の入りで、若干盛り上がっています。しかし女の子の視線はあらぬ方向を見ていますから、やはり私には縁がない店だと判断して30分で出ました。

 店を出て、しばらく通りの隅でその後どうするかを考えて、結局ウォーキングストリートの喧騒に疲れてしまったことを考慮し、ソイLKという場所に行ってみることにしました。

 この手の情報というか地図は「Gダイアリー」という雑誌が詳しいですね。ただ日本では雑誌が発売されなくなったとか。電子版のみのようです。

 それはそれとして、以前からネットで「ソイLK」という場所があることは聞いていたのですが、寂れた場末のゴーゴーと言う評価が多かったので、そんなところまでわざわざ行く必要はないだろうと判断してあまり気にしていませんでした。

 しかし今回、ウォーキングストリートのあまりの混雑に辟易して、それこそ場末でも良いから、バンコクのパッポンのような雰囲気ならそこそこ楽しめるのではと思い、場所だけを最初に確認。

 すると、以前宿泊したことがあるアレカロッジのすぐそばだったことが判明。しかも宿泊しているインティメイトホテルから歩いて行けます。そう考えるとアレカロッジの宿泊も捨てがたい存在だなとあらためて見直しました。

 というわけで、再びソンテウでホテル近辺まで戻り、マッサージの勧誘を受けながらアーケードの中を通り抜け、アレカロッジ前のビアバーで働いている女性たちの顔を見ながら、ゆるゆると奥に歩いていくと、無事到着。

 しかし道はウォーキングストリートに比べるとかなり暗い。しかしパッポン2よりも道幅は広くて歩きやすそう。人通りも少なく、もちろん旗を持った団体観光客も歩いていません。時々単独、若しくは数名のちょい悪おじさんが動き回っている程度です。

 「さてどうするか?」と考えつつ、店の看板を見上げながらゆっくりと歩いていくと、店の数は意外に多いことが分かってきました。しかもそれぞれの店舗の前に、必ずと言ってよいほど「ドラフトビール ・・B」という看板を持った女の子が待機していて、通りかかる人に声をかけています。

 道は途中でL字型に曲がっているようで、総延長150mぐらいでしょうか。カウボーイより少し距離があるような感じですが、一番奥の方にはあまり店がないように感じました。

 そんな中、結局この日は二軒だけ体験。最初に適当に選んだ店が「デスティニー」。欧米人のおじいさんが静かに飲みながらダンスを鑑賞している店でしたが、女の子の化粧が欧米人向けで濃い!

 「なるほどこんな雰囲気か、ますますパッポンのキングキャッスル系に近いな」と思いつつ、特に興味を引く子も見つからず、寄ってくる子もいなかったので、次に入り口近くの「クリスタル」という店へ。

 ここはお客さんもかなりいました。ちらほらアジア系のお客さんもいて、人気の店だということが分かります。ブログにも書きましたが、私の隣の欧米系のおじさんが、女の子とウェイトレスさんに飲み物を奢りまくっていましたが、その数がすごい。

 1回に5杯ぐらいを何回も繰り返しているので、たぶん50杯ぐらい?こんな人もいるんだなとびっくりです。ここはレシートが何枚もたまる方式ではなく、1枚のレシートに加えられていくので、長さが1mぐらいのレシートになっていました。総額にすれば一杯150Bでも7500B。日本円で30000円近く?

 お金に対する価値感が違いすぎるようです。最後の支払いまで見届けたいなと思ったのですが、ひたすら奢っていていつやめるのか全く予想がつかない状態。

 ご本人自体はそれほど飲んでいないようだったので、ともかくお金を使って人気者になりたいという事なのかなという気がします。

 最近20B札をばらまく人はよく見かけますが、こちらは100枚ばらまいても2000Bですから、規模が違います。ただこういう人がいると、取り巻きの女の子たちはもちろん、それ以外の子も気がそぞろになってしまいますね。その他大勢の客もしらけ気味です。

 とはいうものの、誰が何をしようと勝手というのが、タイのゴーゴーの基本姿勢?特に飲めばお金がもらえるとなれば、他のお客なんかそっちのけで盛り上がるのは必然です。

 それでも気立ての良い子が多いようには感じました。そんな中私にも一人だけ関心を示してくれた子がいました。器量はウォーキングストリートに負けますが良い子でした。それで十分と言う感じでしょうか。



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