第9日目 バムルンラード病院へ

 8時に起きて、身支度をして8時半に朝食会場へ。ブログを更新して10時にホテルを出発。向かったのがナナとプルンチット駅の間にある、ソイ3沿いにあるバムルンラード病院

 タクシーでパッポンあたりからナナプラザに向かうとき、いったんタクシーはスクンビット通りを通り越して(右折できないため?)その先の運河を渡ったところで右折。

 さらにもう1回右折してソイ3に入り、スクンビット通りに戻ってきます。この時右側に見える病院がバムルンラード病院で、この近くで左折すると、ナナのソイ11に抜ける裏道となります。

 ホテルのドア係りのお兄ちゃんに、「バムルンラード病院に行きたいんだけど」と告げると、怪しい発音ながら一発で通じたところを見ると、利用者が結構多いのではという印象です。

 すぐに来たタクシーに乗ってエータスルンピニから病院まで60数Bでした。70Bを払って運転手さんに、病院の入り口を教えてもらい、そちらに向かいます。

 今回この病院を利用した理由は、出発前に治ったと思っていた気管支炎がどうもまた悪化しそうな予兆を感じたからです。

 痰が絡み咳が出るようになってきました。もともと喘息の持病持ちで気管支が弱い上に、アレルギー性の鼻炎で口呼吸が多くなるため、この病気になりやすいのではと思っています。
 
 それでも通常旅行中は体調が悪化する気配を感じたことはあまりなく、40回以上の渡航回数で海外の病院を受診するのは初体験です。

 今後またタイに来たときに何らかの疾患で病院に行くことになった場合に備えて、あらかじめタイの病院を見学?しておきたいという気持ちもありました。

 というわけで、旅行前にわずかな不安を感じていたので、今回は事前にAIUの保険に入っていました。この保険は、基本的に指定された病院を受診すればキャッシュレスになるというものです。

 バンコクではこの病院の他にバンコク・ホスピタル・メディカルセンター、Praram9 ホスピタル、BNH メディカルセンターの三つが指定されています。またパタヤやプーケットにも指定病院があります。

 というわけで、たぶんキャッシュレスになるのだろうと予想していましたが、一応5000Bほどの現金も持参しました。しかし一番肝心のパスポートを持っていくのを忘れていました。それでも受け付けてもらえたので良かったです。

 さて病院入り口を入ると、そこは豪華なホテルのような空間が広がっていました。右側にカフェ、左側に座り安そうなソファーがあります。

 正面にimformationと書かれたカウンターがあり、その前に美しいお姉さんが立っていたので、英語で「日本人ですが」と伝えると、「10階に日本人専用の受付があります」と言われ、すぐそばのエレベーターで10階へ。

 10階に行くとスタバなんかがあってさらにびっくり。広い待合室もまるでホテルのロビー。目についたカウンターで再び「日本人ですが」と伝えると、日本人専用のカウンターの場所を教えてくれたのでそちらへ。

 受付にタイ人美女が一人。先客が一組。どうやら子供が病気になったようです。日本語で会話をしていましたが、内容は聞き取れません。

 この人の手続きが終わったので、私が代わりに椅子に座り、最初にAIUの保険証書を渡しましたが、ここでパスポートが必要だった事を思い出しました。すっかり忘れていました。

 それでも受け付けは順調に進み、顔写真を撮られ、新しい診察券を渡され、「以後はこの診察券で受診してください」と言われ、さらに書類を数枚記入。サインをして手続き終了。

 受診のための書類を渡され、この書類を持って15階に行ってくださいと言われました。再びエレベーターで15階へ。

 エレベーターを出ると、フロアはA〜Dの4つの区域に分かれています。案内表示に従って指定された場所に出向き、渡された書類をカウンター内にいた看護士さんに渡すと、「ちょっとそこの椅子で待っていてください」と指示。

 ちなみに椅子も立派で、そのそばに雑誌や飲み物等もおいてあります。「なんだかずいぶん日本の病院と違うなあ」と思って待ちつつ、問題は「ここから診療まで何分かかるかだな」と思っていると、数分で先ほどの看護士さんに名前を呼ばれてびっくり。

 連れていかれたのが病室の一角にある隅っこで、ここで身長、体重、血圧の測定。緊張しているのかちょっと血圧は高めでした。「ナーバスになっている」と伝えると看護師さんも笑っていましたが、やり取りはすべて英語です。

 再び椅子で待つように言われ、「きっとここからが長いに違いない」と思い、ちょっとトイレへ。ついでに付近を歩き回り様子を見ていると、5分ぐらいで名前を呼ばれ診察室へ。対応が早いのでびっくりしました。

 診察室には実直そうな医師と女性通訳がいて、先ずは私から現状の説明。すぐにそれが同時通訳されますが、生まれて初めて通訳を介した会話というのを体験しました。

 私の説明に対する質問を医師が行い、それに対して私が答えるというのをいちいち通訳が入るのですが、大変優秀な方みたいで、ほとんど淀みなく通訳が行われていきます。

 症状の説明終了後、最初が喉の確認。若干炎症があるとのことでした。続いて聴診器による確認ですが、最初に充てられたのが甲状腺下部の首の部分。日本ではここに聴診器をあてられた経験がありません。

 その後胸や背中を診てもらい、最終的な決断は「気管支炎で間違いないようです」とのことでした。更に薬を出しますので、待合室で待機してくださいと言われ、再び待合室へ。ちょっとばかり緊張しましたが、無事診察が終了です。 



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