ウォーキングストリート

 セカンドロード方面からビーチ方面に歩き、ウォーキングストリート方面に左折。曲がった瞬間にお祭りのような喧騒が聞こえてきます。

 1年数か月ぶりのウォーキングストリートですが、相変わらずの人込みで、中国人ツアー客も復活した感じで、非常に歩きにくいです。

 30人ぐらいが固まって、道の真ん中で旗を持った人の周りに集まっていたり、そのままぞろぞろと歩いたり、道の片隅で突然立ち止まってしまったりで、そのたびにその付近で人込みが発生します。

 当の団体客はそういった迷惑?を全く意識していないように見えます。そういった塊が、30〜50mごとにありますので、その他の観光客はまっすぐ通りを歩けません。

 しかも、こういった人たちのほとんどは、立ち止まって周りを見回したり、のんびり歩いたりするだけで、周辺の店を全く利用していません

 ということはいくら人が多くいても、周辺のお店にとっては全く利益にならないということで、観光客同様、密かに「邪魔だなあ」と思っているのかもしれません。

 しかしまあ我々もお金を消費するとはいうものの、高額でもなく、単にちょっとアルコールを飲んでうろつきまわるだけということが多いわけで、他人のことは安易に批判できません。

 我々が到着したのはちょうど8時ごろ。ちょっと時間が早かったので、最初に人気があると思われるバカラへ。

 バカラはビーチ側にある店で、こちら側の店は奥に長いのが特徴です。従って入り口付近からは全貌が見渡せないことも多いです。

 案内された椅子に座り、ステージを見ると、そこそこ美しい子がいると思いましたが、あまり愛嬌を振りまく子はいません。ただバンコクの店よりも感じはいいですね。

 何回も書いていますが、ステージ上にいる女子たちの視線がどこを向いているかで、客との親密度を測るようになっています。

 パタヤのバカラはバンコク店ほどではないと思いますが、やはり宙を彷徨っていますので、視線を交わして微笑みを交わすなんて言う私好みのほのぼのとした機会はなさそうに思います。

 ただしそれは客が私だからであって、若くて格好良いお客さんなら女の子も注目するのかもしれません。

 というわけで、1店目ということで、「まあこんなもんだろう」とEさんと意見が一致して退店です。

 次に向かったのがセンセーション。音楽がちょっとうるさいのですが、まあ我慢できるぎりぎりの範囲です。

 ただし低音を思いっきり響かせられると、今さっき食べた肉が胃の中で踊っているような感覚になります。

 日本人は静寂の中のちょっとした自然の音に侘びさびを感じる民族で、音に対する感性は鋭いものがあると思っています。

 それに対して欧米人は、パタヤのお店でもそうですが、耳をつんざくような、私に言わせれば騒音としか思えないロックの中でビールを楽しんでいますので、失礼ながら音の感性が鈍いのではという気がします。 

 従って欧米人の多い店では、必然的に耳を弄するような音量か、やたら低音を強調した音楽がかかっていることが多いです。

 さらにパタヤのゴーゴーは店内での喫煙者が多くて、煙に弱い私にはつらいです。2店目のセンセーションでは、音楽は何とか我慢しましたが、横にいた韓国系の若者がスパスパやるので、最初は我慢していましたが、途中で「もういいや。女の子どころじゃない」と思ってEさんに申し出て退店。

 幸か不幸かステージの女の子の中に、それほど関心を惹く子がいなかったことも一因です。外に出てすっきり。「さてどうしよう」と相談し、人気があると噂されているゴーゴーにもう少しだけ行ってみることにしました。



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