パークロイヤルホテルへ

 クアラルンプール国際空港のイミグレはパスポートだけで入国審査書類はなし。機内で入国審査書類が配布されなかったので、何故だろう?と思っていました。

 面倒なのは両手人差し指の指紋認証ぐらい。英語の問いかけもなし。15人ぐらい並んで「こりゃ時間がかかるかも」と覚悟しましたが意外に早い。

 係員の作業も、決して手早くというわけではありませんが、事務的にきちんとこなしている感じ。1人30秒から50秒で、手続きを行っているカウンターも多かったです。

 スーツケースも割と早く出てきました。しかし出口直前でもう一度スーツケースのX線検査があって、厳重だなと感じました。

 ようやく「入国だ〜」と思って到着ロビーに出ると、両側にきらびやかな商店街が広がり、空港ではなくさながらショッピングモールのような雰囲気。

 しかし肝心のタクシー乗り場や電車乗り場への案内が貧弱。しかもバンコクと違って、両替所が全く見当たりません。

 空港からは鉄道の方が安くて早いとは聞いていましたが、乗り換えが面倒だし、疲れも考慮してタクシーで行こうと思っていました。

 モール内のところどころに書いてあるタクシーマーク(車の絵です)の横にある矢印を目安にして300mほど歩いていくと、タクシー乗り場のちょっと手前、左奥にようやく両替所を発見。

 とりあえず持参した200ドルを両替。701R(リンギット)ぐらいだったと思いますが、やはり空港はかなりレートが悪かったようです。(後日市街でもう一度両替して確認)

 おもちゃのような札ですが、額によって札の色がはっきり異なるので、タイの紙幣よりは違いが良く分かります。

 紙幣をリンギット用に用意してあった財布に入れ、その近くから階下に降りていくとクーポンタクシーのカウンターがありました。

 受付の係のおばさんは、みんなスカーフ(正式名称はヒジャブと呼ぶみたいです)を着用していますので、なんか変な感じ。文化が違うんだなという印象を強く持ちました。

 おばさんに「パークロイヤル」と伝え、さらに「プレミア」を指定。市街までの料金100Rちょっとを支払い、受け取ったクーポンをもって、カウンターと反対側にあるタクシー乗り場へ。

 ちなみにクレジットカードも使えるみたいだったので、レートの悪い空港での両替は控えて、クワラルンプール市街に着いてから両替しても良さそうです。

 ただ両替所はバンコクのようにたくさんあるわけではなさそうなので、多少市街の地理が分かってからの方が無難かも。

 購入したクーポン(タクシーとの引換券?)を持って、このカウンターを背にして反対側に歩いていくとタクシー乗り場があります。

 要所要所に係員さんが立っているので、その人たちにクーポンを見せ、「あっちだ」と指さす方向に向かいます。

 プレミアタクシーの乗り場は右奥の方で、一般のタクシー乗り場より50mほど余計に歩くことになりました。指定されたタクシーは青い色のエスティマタイプのワゴン車で、期待したベンツ等の外車ではなかったです。

 それでも割と安全運転で、高速道路を順調に走り抜け、市街に入ってから少しだけ渋滞につかまりましたが、渋滞を抜けたと思った瞬間、無事「パークロイヤルホテル」のエントランスにに到着。

 空港からの所要時間は1時間弱でした。支払いはすでに終わっていますので、運転手さんに「サンキュー」と伝えて下車。

 予想以上に大きなホテルで、格式も高そう。スーツケースはすぐにドアマンが運んでくれ、私は正面から入って、そのまま奥のホテルカウンターへ。

 係の男性にパスポートとバウチャーを渡し、たどたどしい英語で何とかチェックイン。しかしwifiの説明等がなんとも聞き取りにくい。

 案内された部屋は最上階の21階。何となく、バンコクの定宿である「エータスルンピニ」に似ている感じで、ホテルの全体としての雰囲気は良好。

 きれいに整った部屋にたどり着き一息ついていると、数分でスーツケースも運ばれてきました。チップは特に必要なさそうで、スーツケースを置いたらすぐに行ってしまいました。
  



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