アロー通りの「新翆園」で夕食

 端から端まで数百mと思われるアロー通りですが、そこに間口が10m前後ある、オープンエアのレストランが、通りの両側にびっしりと並んでいます。
 
 店の上には派手で馬鹿でかい看板が掲げられて、おいしそうな料理をアピールしています。また通りには、テーブルと椅子が並べられ、いわゆるストリートフードの景観です。

 通りそのものは10m以上の幅があると思われますが、両側から椅子とテーブルが迫っているため、真ん中の通りの幅は5〜6mぐらいしかありません。

 そこを多数の人が、どの店に入ろうかと行き来しています。さらにこの空間は車も通れるようで、時々人をかき分けて車が走ってきます。

 両側のそれぞれの店の前には呼び込みのお兄ちゃん、お姉さんがいて、通りがかる人にメニューを見せてアピール。

 なんだかゴーゴーの呼び込みと同じだなと思いましたが、高校や大学で行われている文化祭にも似ています。

 通りの長さは数百mでしようか。メニューのほとんどは東南アジア系というか、マレー料理の店でしたが、中にタイ料理やベトナム料理の店もありました。

 というわけで、ひとまず端から端まで歩いて雰囲気を堪能。端っこの方にはタイ料理の店が集まっていて、ここにしようかなと思いましたが、「ここはマレーシアなんだからやはり地元の料理だろう」とユーターン。

 再び今度は慎重に、時折テーブル上に置いてある分厚いメニューを見たりしながら歩いていたら、何やら頬に冷たいものが。

 周囲では雨が降ってくるのを察知したのか、路上のテーブルや椅子の上に大きな傘を据え付けたり、椅子やテーブルそのものを片付けたりと慌ただしい動きになってきました。

 それとともに雨滴をはっきり感じるようになったので、ちょっとばかし慌てて、他よりも少しだけお客さんが多いと思われる店に飛び込みました。

 店の奥に入り、適当な椅子に座っていると、すぐにメニューを持ってきてくれましたが、それとともに一気に雨が本降りとなり、「ギリギリ助かった」とほっと一息です。

 落ち着いたところでメニューを見て頼んだのが、バンコクでもよく食べる「あんかけ麺」(正式名称は不明)とマンゴジュース。両者で値段が23Rぐらい。(日本円で620円ぐらい?)

SUNCHUYUEMのあんかけ麺

 麺は硬め。要するに堅焼きそば麺という感じです。野菜もたっぷり入っていて、味も良くお店の人も親切でした。

 店の正式名称は「新翆園」(SUNCHUIYUEN)です。通りの中央あたりにあります。

 食べ終わるころには、激しく降っていた雨も小雨になったので、「ちょうどよかった」と思いつつ会計。

 店を出て再び多数の呼び込みさんの声を聴きながら、ぶらりぶらりと通りを歩き、そのままホテルまで戻ってきました。

 部屋に戻って「充実した1日だった」と思いつつ、風呂にお湯をいれて入浴。翌日は半日観光が控えているので、ちょっと早めに就寝です。



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