バタビン

2015年10月

旅行初日の1店目

 入り口が二つあるのですが、パッポン側の路地の入り口に近づくと顔見知りのウエイトレスさんがちょうど外に出てくるところに出くわし、すぐに歓迎モードとなり一緒に店内へ。

 入ると右側が女性陣の待機場所で奥にバーカウンター。その手前左側がステージ。空いている席に座りいつものように「ハイネケン」。

 持って来たハイネケンをグビっと飲んで、ステージはどんなもんかと見渡すと、なんと以前飲み物を奢ったスレンダーな子がたまたま目の前にいて、ばっちりと目があってしまいました。

 目が合えば必然的に「やあやあ久しぶり」という感じなりますので、ダンスが終わるやいなや、すぐ横に来て、また奢らされてしまいました。

 性格的にはひじょうに良い子だと思っているのですが、英語はあまり得意ではないようで、会話がほとんど成立しません。これが少し残念。

 それでも飲み物を奢ってステージを見ていると、前回のバンコク旅行で衝撃的な激しい踊りを披露してくれた子が現れ、前回同様ステージ上で激しく身をくねらせています。

 隣の子に、「ああいうダンスは出来るか?」と聞いてみましたが、「無理だ」というような返事でした。

 ちなみこの子にも6月の旅行時、そのダンスの激烈さに感動してついチップを渡してしまったのですが、そのことを覚えているらしく、しっかりとチップ攻撃を受けました。

 欧米人の場合は、このあたりさりげなく断ったりしているようですが、私には到底その真似は出来ず、ニコニコしながら、ダンスや横に来てくれたお礼だという意識でついチップを渡してしまいます。

 女の子側もあしらいやすい客だと思っているはずですが、「それで良い」と私自信も納得しています。

 なおこのとき、ステージ上には女の子が30人ぐらいいたと思いますが、パッポンでは一番美しい子が多いのではないかと感じました。

 しかし長居をすると、次々と飲み物やチップをねだる子が現れるので、40分ほどで退店。

4日目

 再度訪問。今度は掲示板で知り合ったKさんと一緒に訪問。  二人で座っていたら、裏側の方で踊っていた子2名が、やけに私の好みの雰囲気で、しばらく眺めていたら視線に気が付いたのか、こちらを向いて手を振ってきます。

 手を振り返すと、それが了解と思われたのか、ダンス終了後私の両脇へ。飲み物を奢ってしばらく歓談?

 Kさんの方は、昔はパッポンに行きつけの店があったそうですが、今はあまり利用されないようでした。というわけで、ここは私だけ楽しんでしまいましたが30分ほどで退店です。

5日目

 翌日が帰国です。この日も昨日と同じような座席に案内されました。先ずはハイネケンを頼んで、ステージを見上げると、昨日の二人連れが目の前にいて手を振ってきます。

 この二人はどうやら友達同士のようで、いつも一緒になって踊っています。しかし見た目のタイプは正反対。あえて言えば片方がかわいい系でもう片方が美しい系。

 この日は私にとって今回の旅行の最終日ですから、多少散財してもよいかなと思っていました。(と言っても私の場合は節約けちけち旅行なので、清水の舞台から飛び降りるつもりで消費しても、だいたい1500Bぐらいです)

 ダンスが終わるとすぐに隣にやってきて、何やかやと言ってきますが、私にはタイ語がほとんど分からないので意味不明。

 時折混ざる、発音が分かりにくい英単語を聞き取って適当に話をしますが、まあ若い子が両サイドに座っていればそれだけで満足です。

 当然ながら飲み物の要求がありましたが、もともと気に入った子達ですからすぐに「OK」。女の子の飲み物の好みもいろいろあるようですが、きれい系の子が「テキーラ」、かわいい系の子が「コーラ」。

 こんなきつくてくさい酒を飲むのかといつもジェスチャーで伝えているのですが、飲むときには顔をしかめて飲むものの、後は平気みたいなので、後味が良いのでしょうか?よく分かりません。

 ちなみに、バダビンはコーラもテキーラも、女の子の飲み物は値段の差が無い?みたいです。

 飲み物で乾杯しながら話をしていると、すぐに目ざといウェイトレスさんがやってきます。このウエイトレスさんともずいぶん馴染みで、奢ってくれとは言いますがしつこくないのが気に入っています。

 今日は彼女にも一杯奢って、4人でワイワイやっていると、今度はステージ上にいた、激しいダンスを踊ることで有名な子がその様子を見て、「私にも」と言ってきます。

 この子のダンスは、私の知っているゴーゴーの中では、もっとも激しく切れのあるもので、見ごたえがあります。以前そのすごさに感動してチップを渡したことがあるので、それをちゃんと覚えているようです。というわけで、この子にもチップを渡して、激しいダンスを楽しませてもらいました。

 そうこうするうちに、次のダンスの時間になったらしく、両側の子が「私たちはダンスに行くけど、もうちょっと待っていて、もう1回飲み物を奢って欲しい」と言います。

 この日はもう他の店に行くつもりはなかったので、「分かった」と答えて、しばらく一人でステージ鑑賞。その間も二人の子がこちらをちらちら見て、私が帰らないように見張っている?感じ。

 まあ彼女たちにしてみれば、飲み物のノルマもあるでしょうし、簡単に奢ってくれる客を見つけたと内心は思っているのだろうなと思いつつ、それはそれで私もある程度良い思いをしているのだからお互い様だと判断しています。

 というわけで規定の時間の踊りを終え、ご苦労様でしたという意味もこめて、もう1杯ずつ飲み物を奢って時計をみたら11時近く。

 翌日は早朝4時半起きと決めていたので、「そろそろ帰らないと」と思い会計。二人にはチップもせがまれましたが、会計は明朗。チップを含めて1500Bぐらい。

 タニヤの店と比べてどうなんだろうか?といつも気になりますが、結局は遊び方に寄るのかなという気はします。

 店を出て、つい楽しかった記憶に緩みがちな顔を引き締めて地下鉄でホテルへ。ここで酔っ払った勢いで、デレ〜とした感じで道を歩いていると、何らかの事件に巻き込まれたりする可能性が高いと思っています。


2015.12


ゴーゴーバー


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