マッサージの内容と順序

 全身のマッサージは足の指先から始まります。指をコリコリまたはゴリゴリ(この辺りの表現は力の加減を意味しますが、担当する女性に寄って力加減は変わります)ほぐされ、最後に軽く指を引っ張られます。

 これが気持ち良いような痛いような感じですが、私は痛みの方が強いので、痛いときはあまり強く引っ張らないようにお願いしています。ただマッサージの下手な人に当たると、いくら口でお願いしても、すぐにまた元の力に戻ってしまうようです。

 足の指が終わると足の裏。ツボが点在しているようで、場所によっては激しい痛みを感じる人もいるみたいです。痛みを感じる場所は、だいたい内臓等に直結しているツボのようですから、場所を覚えておいて後で調べてみるのも良いかもしれません。

 私はタイでマッサージを経験するようになってから、普段でも風呂の中で足の裏を押してみて、特別に痛い場所があるかどうかを確認したりしています。

 足の裏が終わると足首。そしてふくらはぎになります。ふくらはぎは、後ろ側の一番膨らんでいる部分の中央に筋肉の分かれ目があるようで、この間を押すとツボになるみたいです。

 確かに適度に押されると気持ちが良いのですが、思いっきり押されると痛くてそれどころではありません。一度だけ妙に強くここを押す人がいて、2日ほどかえって調子が悪くなったことがあります。あまりうまい人ではなかったのだと思います。 

 太ももを丁寧にマッサージする人は少ないみたいですが、足のマッサージが一通り終わると、足を組んで鼠頸部を抑えて血流を圧迫する事が多いです。

 開放した瞬間に血流が戻るので気持ちがよい、なんて書かれているガイドブックもありますが、個人的にはそれほど気持ちがよいとは思いません。

 良からぬマッサージ店に入ると、この鼠頸部の圧迫あたりで、さりげなく余計な場所を触ってきたりするようです。

 まあ毅然とした態度で断ればいいのですが、曖昧な態度でヘラヘラ笑っていると脈有りと思われて、さらにしつこくなるような場合もあるので注意が必要です。

 足が一通り終わるとうつぶせになって、今度は背中、特に肩胛骨のあたりをグリグリやられたりします。これは肩こりを感じている私は気持ちが良いです。

 さらに足と同様なマッサージを手に行い、座って肩や首、頭部をマッサージ。ガイドブックでは最後にエビぞりをしている写真なんかが良く出ていますが、私の場合は腕を上に引っ張り上げられて上体を反らす程度で終わることが多いです。

 体が硬くなっていることを見抜かれて、その状態でエビぞりをやったら危ない、と言うことが分かっているのかもしれません。いずれにしても上体を背中側に大きく反らしたら終了です。「フィニッシュ!」と声をかけてくれる人が多いです。



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