「シロッコ」のスカイラウンジ
階段を降りきって混雑したラウンジの中で落ち着いたところで、下りてきた階段を見上げると、これがまた素晴らしい。
あの階段をタキシードとウエディングドレスを着たカップルが下りてきたら、まるで映画のワンシーンだなと感じました。そうこうするうちに辺りはどんどん暗くなり、人ごみの中をウエイトレスさんが優雅に動き回っています。
注文ですが、カウンター上にあるメニューをもらって、そこらへんを動き回っているウエイトレスさんに伝えるだけです。
ただ値段はかなり高い。メニューの最初のほうにオリジナルカクテルの名前が出ていました。英語ですが、「火」「地」「風」「水」というような面白い名前がついています。
「うわ〜こりゃすごい!」と思ったのはその値段。590Bと書かれています。単純計算で1杯が2000円ぐらい。
メニューには含まれている酒類の名前も書かれていましたが、私はこういった分野はほとんど分からず、無難なものをと考え「水」と言う名前のカクテルを選択。
さりげなく人の間を動き回っている美しいウエイトレスさんにメニューを指し示して「Water」と告げると、「アルコール飲料ですよ」と念を押されてしまいました。普通の水と間違える客がいるのかもしれませんが、普通の水に590Bも払う客はいないと思います。
ついでながら、私は会計のシステムも理解していなかったのですが、どうやら「キャッシュ&デリバリー」のようで、カクテルを受け取った時点で支払うようです。
請求書の値段を見たら、料金は税金とサービス料を含んでいるようでさらに値上がりし約690B。しかもご丁寧に請求書の下段に「CHIPS」という欄まであって、金額を確かめないまま590Bだからチップを60Bなんて考えて加算すると、さらに高額になるところでした。
というわけで、カクテルを持って立ったままの支払いが面倒に思えてクレジットカードで支払いました。しばらく待っていると、サインする用紙を持って来てくれたのでサインをして一件落着。後はカクテルを飲みながら夜景を見るだけです。
しかしこのスタンドバーは、カクテルグラスを置く場所がほとんどないのが不便。短時間で帰ってもらうことを意図しているのかもしれません。
その結果一人だとカメラの撮影が非常に難しい。これには参りました。それでもなんとか工夫して、カメラを片手で持ちながら夜景を撮影。
ちなみに頼んだ「水」というカクテルですが、ブルーハワイのような青い色で、味も良かったです。ただしアルコール度数も高いようで、帰りの階段の上りがちょっと不安でした。
注文や会計をしているうちに、あたりはどんどん暗くなり、いつの間にか、たそがれから本格的な夜景になり、遠くにはアジアティックの観覧車も見え(ズームで撮影しています)、この景色には大満足。しかしやはり料金がなあ、と言う感想です。