オプションナルツアーでカムチャナプリへ

 2005年に行った、シーロムのJCBプラザで予約したウェンディという会社のカムチャナプリへのオプショナルツアーを紹介します。旅行記を加筆修正しています。

 ホテルで迎えは6時20分という早い時間帯でした。当時宿泊していたエメラルドホテルのフロント近くの椅子に座って迎えを待っていると、定刻通りに30代の迎えの男性が現われた。車にツアー会社のマークがあるのですぐに分かった。

 乗り込んだ車は12人乗りくらいのバン。客は私一人。「なんだか怪しいツアーだな」と感じていると、車はいきなり高速に入りビュンビュン飛ばす。

 「これはまいった。このままカムチャナプリまでこの男性と一緒に行くのか」と思った頃、突然車は高速を降りて、どうやらシャングリラホテルらしいす。

 ここで新たに年配の男性が一人で乗り込んできた。男性を乗せた車は再び高速に乗り、今度はバンコクセンターホテルに7時に到着。ここで大きなツアーバスに乗り換えです。

 ホテルのフロントで待っていれば良いとのことだったので、遠慮なくホテル内に入り近くのソファーに座り込んで待機。7時10分大型バスが到着。早速乗り込むと先客が10人ぐらい。

 ただ他の客が遅れているとのことで、バスに乗ったまま30分ほどが経過。7時40分、さらに5〜6人の客が乗り込み、総勢20数名のツアーとなりました。

 バスそのものは40人乗りぐらいなので、座席には余裕があるし、バスそのものも日本人の清潔志向に配慮したのかひじょうにきれい。

 ところが出発はしたものの、時間が遅れたせいで、本格的な渋滞に巻き込まれてしまい、ホテルからフワランポーン駅前の道に出るだけで大変。

 渋滞している車列に半ば強引にバスの頭を突っ込んでいく。かなり強気で行かないと、永遠に道に出られないのではと不安になるほどの渋滞です。

大渋滞のフワランポーン駅前

 フアランポーン駅から王宮までの約2kmを進むのに30分弱。それでも王宮を回りこんだ辺りから、ようやく徐々に車が減少。

 しかし車が少なくなったと見るや、これまで貯めていた鬱憤を晴らすかのように、各車が高速で運転を始める。車間20mぐらいで時速80〜100kmだ。

 信号が少ないから良いようなものの、横からちょっと飛び出しでもあれば、一度に5〜6台を巻き込んだ事故に発展しそうだ。両側にはず〜っとなんらかの建物が続き、いわゆる田園地帯を疾走する雰囲気にはほど遠い。

 というわけで、本来ならカムチャナプリに行く途中の「ナコン・パトム」というお寺に寄る予定だったらしいが、朝の渋滞で遅れたので後回しということになった。カムチャナプリで列車に乗るためしょうがないともいえるが、これで途中休憩が出来なくなった。

 問題はトイレである。予め渋滞を予想していたので飲み物は控えめにしていたのだが、これは大正解だった。結局カムチャナブリまで休憩なし。2時間40分かかった。

 8時55分、上に書いた「ナコン・パトム」を通過。さらに1時間。まだ着かない。道の両側には合いも変わらず見栄えのしない建物が延々と続く。ただし建物の裏手にはもはや建物は存在せず、未開の土地と思われる風景が広がるようになってきた。農家の人と思われる人物が働く姿も見かけるようになってきた。

 カムチャナブリの鉄道は峡谷沿いに作られているはずなので、前方に山が見えるのではないかと思っていたが、排気ガスのせいか、遠方は煙っていて見えない。

 おかしいなあ、と疑問に思い始めた頃、遂に山を前方に発見。ようやく近づいてきた感触だ。道の両側には建物と建物間にサトウキビが見えるようになった。これを満載したトラックも行き交う。



カムチャナプリ到着


オプショナルツアー


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