円安対策(両替について)

 2014年10月にバンコクに行ったときは、1B3.3円前後だったと思います。これだと1万円両替して3000Bちょっとになります。

 私は1泊2000B前後のホテルに宿泊することが多いのですが、日本円換算なら6500円です。これで朝食がついて、部屋は30〜40m2前後の広さがありますので、日本のビジネスホテルに較べてもコストパフォーマンスが高いと思っています。

 ところが、日銀の何が何でも物価を上げたいという政策により、大規模金融緩和が10月末に行われ、以後あれよあれよというまに一ヶ月に満たないうちに1割ほど円安が進行。

 三連休最終日の今日(2014年11月24日)のヤフーのレートは1Bが約3.59円。単純計算で1万円が2786Bにしかなりません。

 さらに日本の銀行の両替レートを見ると、今日の時点で1Bが4.02円。とんでもない交換率です。これだと1万円が2488Bにしかなりません。

 しかし今成田空港の両替率を見たら、さらにびっくり。1B=4.08円。1万円が2451B。暴利だとしか思えません。

 ではスワンナプーム空港での両替率はどうか?これについては、今現在のレートをネットで入手することが出来ないので、これまでの経験で想像するしかありませんが、たぶんヤフーレートより0.2円程度悪いと思います。

 つまり1Bが3.8円前後ではないかということです。仮にこの値だと考えると1万円は2632Bです。それでも日本の銀行よりは間違いなくレートは良いです。

 さらにこれが街中の両替所になると、差額は0.1円程度になると思われるので、1Bは3.7円ぐらい。1万円は2703B。

 ただし街中の両替所は、場所によってさらにわずかにレートが変わります。つまり上記の2703Bが平均だとすると、これまでの経験では上下30Bぐらいの開きがあるように思います。

 というわけで、バンコク旅行の場合、両替はできるだけ現地の街中の両替所で行うというのが節約の第1歩になります。

 それでも手元にバーツがまったくない場合は、ツアーを除いて空港からホテルまでの移動にお金が要りますから、小額の両替は必要です。本来なら5000円程度両替すれば充分なような気もしますが、たぶん1万円ぐらいを空港で両替する人が多いと思います。

 2つ目。現地で消費したバーツの残りを、スワンナプーム空港で円に戻して持ち帰る人もいると思いますが、それだと二重に損しますので、リピーターを目指すなら、残ったお金は大切に持ち帰ったほうが、今の円安傾向の流れでは有利なような気がします。

 実際私は行くたびに持ち帰るお金の額を増やして、今は手元に1万バーツ程度の現金を持っています。1Bが3〜3.3円前後の時に両替した現金です。

 3つ目。市街の両替所の中でも、交換率のより場所がいくつかあるようです。これについてはネットを検索するといろいろ出てきます。

 よく聞くのはタニヤの酒屋さんとスーパーリッチと呼ばれる両替所。しかしそういった場所が近くにないので、電車を使って両替に行ったとすると、電車代が無駄になります。それだったら近くのちょっと率の悪い両替所の方がトータルでは得になる場合もあります。

 私の場合は、街中を観光中に両替所を見つけると常にそのレートを確認し、そのときの相場を把握。財布の中に1〜2万円を忍ばせておいて、「ここなら」と思った場所で随時両替、という方法を取っています。

 4つ目。両替所によりますが、レートとは関係なくパスポート提示を要求される場合があります。私は実物を持ち歩くのは不安なので、コピーを持ち歩いています。

 コピーで断られたことはありません。コピーが必要のない店もありますが、持っていたほうが便利だと思います。

 5つ目。一箇所で多額の現金は両替しないようにしています。理由は簡単。両替所が札の枚数を数え間違える確率が高くなること。

 もう一つが、貰った札を確認のために数えなおすのに時間がかかること。そしてそれを周囲の人が見ている可能性があること。

 さらに両替するとあっという間に紙幣の数が増え、財布がパンパンに膨らんでしまうこと等を考慮しています。
 



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