タクシーあれこれ

タクシー料金値上げ(201510.17)

 バンコクのタクシーの値上げがまた検討されているようです。本来今年7月に5%値上げされる予定だったのですが、サービスが一定の基準に達していないということで値上げが延期されていました。

 しかし最近の調査で満足度が上昇。値上げが実施されるようです。5%程度なら、バンコク市街の移動ではほとんど問題にならないと思いますが、空港〜バンコク市街の運賃は現在250B前後のようなので、5%なら12.5Bとなり、260〜270Bになりそう。

 これに二ヶ所の高速代75Bをプラスして350B。さらに1階の公共タクシー乗り場を利用すると50Bプラスになりますから、市街までスムースに走って400B。

 もし途中で渋滞等に引っかかったり、市街のはずれのホテルの場合は450〜500Bぐらいになりそうです。その昔私が始めてバンコクに来たとき、ドンムアン空港から通常のタクシーでは不安だったのでリムジンを利用しました。

 このときの料金が600Bですから、通常のタクシーが当時のリムジン並みの値段に近づいてきました。しかし今はリムジンも1000Bを越えていますから、この10年で物価は2倍ぐらいになったと言えそうで、あちこちのショッピングモールに裕福な若者が溢れている理由が分かるような気もします。

 とはいうものの、タクシーについては、相変わらず夜のタニヤやパッポン前では客引きが当たり前のように行なわれていて、一人で歩いていても声をかけてきます。

 中には、日本人だと分かると隣駅のルンピニまで行くのに200Bなんて言う運転手さんもいて、私が「高すぎる。またね」と英語で言うと慌てて「100B」なんて言う人もいました。

 要するに200Bで妥協してしまう日本人がいると言うことだと思いますが、本来なら40Bで行ける距離ですから、私も利用したいときは、少し離れてから流しのタクシーを使うようにしています。


違法タクシー取り締まり(2015.11.14)

 10月にタイ当局が703件の違法タクシーの取締りを行なったそうです。そのほとんどはメーター使用拒否だそうで、BTS沿線だそうですから、多少タクシーのマナーも向上するかもしれません。(それにしても台数が多すぎます)

 しかし実際に乗車拒否をされたときの対応は結構難しいです。流しのタクシーで、乗る前に行き先を告げて「ダメ」と首を振ってくれるぐらいなら、「まあ相手の都合もあるんだろう」とあっさり引き下がることが多いです。

 また乗る前に「***バーツ」と料金を言ってくる運転手さんもいます。交渉に応じるつもりなら、もっと安い料金を言えば言い訳ですが、そんな面倒なことが出来るかと思っている場合は、これもあっさり引き下がった方が良さそうです。

 問題なのは、行き先を告げて「ウン」と頷いて、乗り込んで動き出した瞬間に「***バーツ」と言ってくる運転手さんがたまにいること。

 すぐに「ストップ・プリーズ」と言って降りるようにしていますが、プリーズをつけるかつかないかで、車内の雰囲気は変わるような気もします。

 大抵は止まってくれますが、その場で値段交渉をしようとするタクシーもいます。運賃プラス若干のチップぐらいの料金なら妥協することもありますが、そうでない場合は「ストップ」と言い続けるしかないです。

 ただし、感情的になると、運転手さん側も一気に感情が爆発と言うことになる可能性もあるので、言動に注意です。

 このあたり、何ゆえに客が運転手に気を使わないといけないのかという気もしますが、現実に傷害事件に発生することも多いので、あくまで丁寧にということを心がけています。

 それにしても夜間タニヤやパッポン近くのシーロム通りで駐車しているタクシーを何とかしてもらえないかなといつも思います。利用したいのに、1kmぐらい先のルンピニまで200Bと平気で言ってきます。(本来なら40〜50Bぐらいです)

 その値段で利用している客がいるからだと言う理由もあると思いますので、利用客側もある意味考えないといけないことだと思います。 


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