ガンに効く食品?

 免疫力を少しでも上げる方法として、自分で出来ることは何かと言うことを前章でまとめてきました。結論は「良質の食事」「睡眠」「適度な運動」「ストレス解消」が基本になり、それによって「体の冷え」や「低体温」「動脈硬化」といった症状を改善し、血流を整え血行を良くする、と言うことが先ず第一条件だと思います。

 それに加えて「衛生的な水」というのが、ここまでの結論ですが、必死に調べたわりには当たり前すぎてがっかりしています。

 つまり極端なことを言えば、日常的に平穏な生活をするしかないと言うことですが、それだけでは予防にはなっても、一度勢いを得たがん細胞の増殖スピードを減衰させることは難しいように思います。

 だからこそ病院に行けば、「切除」といった、ある程度物理的な処置を行って患部を摘出するか、「放射線」で患部を焼く?か、「抗ガン剤」で化学的に増殖の勢いを止めようとするわけです。

 しかしそういった病院での治療を行えば、100%大丈夫だというところまでは残念ながら到達していませんし、こういった治療は体への負担が大きく、いわゆる生活の質(QOL:Quolity of Life))は低下する傾向が大きいです。

 であるからこそ、日常的な食事等の改善で、少しでもその治癒力を増加させようと考えるのは、患者さんの立場に立てば当たり前のような気がします。

 その意味では、通常の治療に代わる代替療法ということについても今後考えないといけないと思うのですが、その前にやはり、いわゆる通常の食事や健康食品と言われているものの効果についても、分かる範囲で検証しないといけないのかなと考えました。

 もちろんバランスの良い良質の食事というのが基本になりますが、それに上乗せして何か良いものがあるかどうかということです。

 基本となるのは、がんの発生や成長の条件として、しつこいようですが私は「血行不良」ということに注目していますので、その観点から食べ物や健康食品について検討していこうかなと今は考えています。

 というわけで、先ずはネットで「がんに効く」という検索語句でどんな食べ物が出てくるのか、噂?も含めて、片っ端から上げてみることにしました。

 すると大まかに分けて「野菜」「果物」「海産物」「香辛料・調味料」「飲物」「その他の特別な機能食品?」というような分類になることが分かりました。(肉類についてはほとんど出てきませんでした。逆に言うと肉食は良くない、と言うのが暗黙の了解事項なのかもしれません)

 そこでこれらの分類に沿って、通常の良質な食事の他に、特別に少し多めに摂取することによって、症状に何らかの改善があらわれそうなものを、成分の観点から探してみることにします。

 なお調べるにあたって、逆に「体に良くない食べ物」を調べた方が良いのかなとも思えましたが、これは肉類以外に一般的に言われている加工食品や添加物といった記述が多くなるようなので、あえて調べていません。


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