CRPというのはCリアクティブ・プロテインの略だそうですが、炎症によって組織の一部が壊れると、血液中にこのたんぱく質が表れるそうです。
数値の基準は、正常値が0.3以下だそうですが、通常はそれよりももっと小さいようです。Yの場合、激しい発熱時には20を越したこともあります。
CVからの感染症で高熱を発したときは焦りましたが、解熱剤や抗生物質で対処して、落ち着いたところCVをいったん抜きました。
この間点滴等の必要が生じたときは通常の手による点滴に代わりましたが、薬剤によっては「血管が沁みる」というようなことを言っていたこともあります。
つまり薬剤が血管の内壁に何らかの影響を与えていて、それが神経を刺激して何らかの痛みを感じていたのではないかと思います。
それはそれとしてCRPというのは、体内の炎症をあらわす数値としてはひじょうに鋭敏なんだなということがよく分かりました。
原理としては上に書いたとおりですが、どうやら数値の変動は体内の変動より遅くあらわれるようです。
つまり急に上昇したときは、体内ではすでに発熱が始まっていて、かなり上昇した頃であり、熱が下がり始めると共に、数値の方も徐々に下がり始めるということです。
体温計で測れば発熱しているかどうかは分かりますが、それが今後も続くのか、または徐々に収まるかということを、体温のグラフとCRPの数値をグラフ化して比較すると今後の予測が出来るように思います。
この数値はそれこそ1日で変化しますから、患者さん側がそれを見ているだけで自分の容態の予想をすることができ、治療の励みになるようにも思います。