痛みはほとんどありませんでした
喉を見るための鼻内視鏡を体験(2013.3.25)
看護士さんが取り上げた内視鏡のような黒い物体をチラッと見た医師は、「アレルギー性鼻炎があるようですから、それを先に何とかしましょう」と言い、すぐに看護士さんに連れられて別の場所へ。
鼻から入れる酸素吸入のようなチューブを渡され、「これを時間が来るまで鼻の穴に入れて、鼻で息を吸って口で吐いてください」と指示されました。
これがいったいどのような作用を及ぼすのかさっぱり分からないままに、とりあえず指示通り管の先端を両方の鼻の穴に入れ、普段からつまり気味の鼻で息をするように努力します。
すると噴出する気体の中に何か入っているのか、単なる気体の流れの刺激なのかは分かりませんが、次第に鼻の穴が開いてきて呼吸が楽になってきました。
普段からこうゆう状態で呼吸が出来れば楽なのになあ、と思っているところで気体の噴出が終了。要するに鼻の穴を開けて、ここから内視鏡を入れるんだと言うことが分かってきました。
すぐに元の診察場所に呼ばれ、「それじゃあ診てみましょう」と言い、先ほど看護士さんが取り上げた器具を医師が持ち、「ちょっと上を向いて、鼻で息を吸って口から吐いてください。体の力は抜いて」と言います。
器具の先端には直径5mm程度の黒い管が付いています。
しかし鼻からの内視鏡など初めてですから、つい緊張して肩から上に力が入ってしまいます。それでもあっと言う間に右の鼻の穴に先端を入れられました。
痛さはほとんどありませんでした。入れるときにちょっとひっかかった感じですが、これは鼻炎のせいかなと思います。入ってしまうと、わずかに不快な印象はあるものの、扁桃腺を刺激されて「グェー!」となるような感触は微塵もなく、これなら診察用の椅子の上で充分診察が可能だなと感じました。
ただ看護士さんからは「鼻で息を吸って、力を抜いて」と何回も言われましたので、やはり恐怖感から体は緊張していたのだと思います。それにしてもあらためて鼻と喉は通じているんだなということがよく分かりました。
医師の方はそんな私の気持ちにお構いなく、実際に状況を見ながらいろいろ教えてくれます。「ふむふむ、喉はきれいですね。特に問題はなさそうですよ。でもじゃあなんで腫れている感じがするのかなあ。もしかしたらここかな」なんて言いながらあちこち診ているようです。
その間私はその言葉を聞きながら、今自分の喉の奥が覗かれているんだと、何とも不思議な気分でした。
やがて医師は、「じゃあちょっと唾を飲み込んでみてください」と言います。「内視鏡を入れたままでそんなことが出来るのか」と不安になりましたが、試しに飲んでみると、別段普通に飲めます。
医師は、「なるほどなるほど、だとするとこの辺が腫れている感じなのかな」と言い、「じゃあ次は「エ〜〜〜〜」と発声してみてください」と言います。
言われたとおりに声を出すと「なるほど、これも大丈夫ですね。とするとやはりここかな。じゃあこれで終わりです」と言った瞬間に内視鏡が抜かれていました。後にはちょっと鼻の奥がむず痒いような、引っかかれたようなわずかな痛みが残っただけで、それも数時間で解消。
というわけで、そこからは医師の診た状況の説明ですが、これは明日以降まとめたいと思います。