自律神経失調症と抗不安薬(2011.4.21)

 このブログの1年前を振り返ってみると、昨年もやはりこの時期自律神経失調の症状で悩んでいたことを書いていました。ほぼ同じ事を繰り返しています。ただ昨年のきっかけは「冷え」ではなく、仕事の忙しさによる「ストレス」でした。

 この病気というか、精神状態ですが、第三者からはなかなか理解してもらえないなあとつくづく思います。というのも私の母親も似たような症状で、血圧を気にして、動悸と眩暈を意識し、「散歩でもすれば」と薦めても、途中で「心臓がとまるかもしれない」と心配し、様々な症状を抑えるために薬を飲み、その薬の副作用で、さらに「ここが痛くて・・・」「顔がほてって・・・」「むくみが・・・」等々、さらに違った症状を訴えます。

 心電図や血液検査結果も、コレステロールが高いものの、年齢にしてはほとんど問題ありません。その結果と普段の生活態度を客観的に眺めると、ある意味健康そのものに見えるので、「体調気にしすぎ!」とつい言ってしまいます。

 ところが、今度は自分の番です。同じように血圧が突然上がったり、妙に動悸を感じたりすると、母親同様途端に弱気になり、「いったいどうしたんだろう」と心配し、ネットで症状を検索し、分析したりしています。

 以前も書きましたが、息子に言わせれば、「夕方の散歩で1時間近く歩けるんだったら健康なんじゃん」という診断で、客観的にはまさにそのように見えるのだろうなとは理解できます。

 結局母親と同じような症状で悩みつつ、自分のことになるとつい大げさかつ悲観的に考えてしまう傾向があります。そういった意味では、なってみないと分かりにくい病気だなとつくづく思います。

 一番困るのは、頭ではこれは「気のせいにちがいない」と理解しても、症状が表れると「やっぱりどこかが悪いに違いない」と確信してしまい、医者が「問題ありません」と言っても、なかなかその言葉を素直に受け取れない状態になってしまうことです。

 さて、というわけで現在小康状態を保っている「自律神経失調症」ですが、あと三日で二週間分もらった「眠剤?」または「抗不安薬?」である「コンスタン」がなくなります。そのときどうなるんだろう?とまた余計な心配が膨らみます。

 今日は私も息子も休みですので、昨晩はコンスタンを服用し、夜中に1回夢うつつでトイレに起きたものの、ほぼ熟睡。トイレでおきたときも、今までのように変な夢を見て心臓バクバクという状態ではなく、単に起きたというだけで、その後はまたすぐ寝てしまいました。

 普段は6時過ぎに起きるのですが、今日は8時近くまで寝ていました。すっきりしています。それはそれでいいのですが、今後再度医者に行きさらに薬を継続するか、そろそろやめるかという選択を迫られています。

 グーグルで「コンスタン 服用を中止すると」と入力して検索すると、長期の服用から突然の中止は「離脱症状」が出ることがあると書かれています。

 強烈な不安感を覚えるというもののようですが、「それじゃあ、やめられないじゃないか」とまたまた不安になります。一方で服用開始から二ヶ月を経過すると、その効果が疑われるという結果も出ているようで、長期使用も良くないようです。

 残る選択肢は、とりあえずやめてみて様子を見るのと、徐々に減らす(今は0.4mgなので、これを割って半分にする)というもので、この判断を医師と相談したほうが良いのかなとも考えています。

 まあ幸いなことに、今は夜1錠飲んでいるだけですから、まだそれほど依存はしていないと判断しています。ネットで見ると、1回2錠で1日3回服用中という方も結構いらっしゃるようです。ストレス社会の象徴でしょうか。



コンスタン服用中止


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