2017.3.7
私がこの原稿を書いている机の上には、いくつかの書類が散乱し、デスクトップのコンピューターが2台のっています。そして机の一番隅っこの角に手首式の血圧計を置いています。
オムロンのHEM6022という機種で、旅行に行ったとき気軽に持ち運べるようにと思い買ったものですが、普段でもブログの原稿書きに行き詰った時、気軽に左腕にはめて血圧を測っています。
これを購入する前は、以前から使っている上腕式の血圧計を使っていました。今も使っていますが、感覚的にそれほど誤差はないなと感じるようになりました。
ただ腕で測定するタイプは誤差も大きくなるという記述がよく見られます。そもそも血圧計の測定条件は、血圧計は心臓の高さに置くというのが第一条件です。
上腕式の場合、上に巻いてそのまま上を机の上に置けば、その高さがほぼ心臓の高さになりますので、誤差は少ないと言えます。ところが手首の場合、腕はかなり自由度があるので、その高さはそれこそ耳の横あたりから、腰のあたりまで自由に選べることになります。
というわけで、いったいどのくらい誤差があるのかちょっと実験をしたくなり、今この原稿を書きながら測定してみました。結果は以下の通り。
先ず左耳のあたり。105/73。次に首の横116/69。次にいつもの測定場所。ちょうどみぞおち当たり122/85。さらにみぞおちのちょっと下、胃の真上あたり137/100。さらにベルトのあたり。139/98。
血圧は測るたびに測定値が変わるといいますが、全体的に位置が下がるにつれて少しずつ上がることは間違いないようです。結局105から139まで変化したわけですが、両者を足して2で割れば、みぞおち当たりの測定値と一致します。
ついでに上腕式の血圧計を持ち出して、いつもと同じ姿勢で測定してみました。結果は130/81でした。つまり手首式の方が少し低く出るという事です。
これを修正するためには手首式の場合、左手を固定するために右上腕の肩の下あたりを持てばよいという事になりそうです。
というわけで実験終了。だいたい目安が分かりましたので、明日以降の測定はみぞおち近辺を意識して行えばよいという事になりました。