さらなる絞込み
10月上旬、最終的に生き残ったのは定番ではあるがハワイ、時間的に楽なグアム、サイパン、異文化体験が満喫できそうなバンコク。さてどこにするか。具体的に航空料金やホテルの料金、観光場所を調べてみた。
その結果わかったことは、グアム、サイパンはハワイと似たような感じで、ダイビングのライセンス等に挑戦するならともかく、それ以外の観光地で是非行ってみたいというめぼしい場所もなく、あえてこの日程で行きたいとは思えなくなった。（サイパンのバンザイクリフには行きたかった）
ビーチに付いても、泳ぐことは出来るだろうが、足元にはナマコが多いという噂を聞いている。水泳初心者の私にはちと辛い環境だし、一人で泳いでいてもあまり面白くなさそうだ。さらに宿泊料金も一人ではかなり割高になる事がわかってきた。で結局ハワイかバンコクになってしまった。
ハワイに付いては何回も行っているのでだいたいの様子はわかっている。一人で行く場合は、リゾート地とあってホテルにシングル設定がほとんどないので宿泊料金が割高だ。しかし航空券は安く、いつも行っているので気楽なことは間違いない。何回行っても飽きないリゾートだ。仕事の疲れの癒しにもってこいだ。
一方バンコクは言葉がタイ語で、日本語は一部の歓楽街を除いて、まったく通じないらしい。英語はホテル等では通じるとガイドブックには書いてあるが、折角行ってホテルにこもっているのも珍妙だ。
というわけで、なんとハワイ一人旅ということに、いったんはほぼ決定。そこで実際の旅費を考えて、航空料金やホテル代を調べてみた。その結果、チケットは６万前後。ホテルは１泊8000円前後で、４泊なら32000円。候補として考えたのはワイキキゲートウエーあたり。４泊６日でホテル代込みだと９万前後になりそうだ。
これを高いと考えるかどうかはそれそれの価値判断だが、私は安いと思う。（もちろんツアーも考えたが、一人旅は割高になる）そこでハワイに行って実際に一人で何をするかまで考えた。これまで家族で何回も行っているので、どこへ行くにも気楽だし、チップ等の問題や語学についてもなんとかクリア出来る自信がある。
しかし具体的にハワイのイメージとその場所にいる自分の姿をイメージして気が付いたのだが、ビーチに行っても一人、アラモアナやワードエリアに行っても一人。確かに癒しの効果はあるだろうが、ワイキキに滞在して新たに観光として行きたい場所はほとんどない。ハワイに行って、何をしたらよいのだろうか。考え込んでしまった。
旅行とは、日頃の日常性から抜け出し、異文化を体験し驚愕することに大きな価値がある。そしてそれこそが自分の精神に癒し効果を与えるのだと思う。そう考えると、ハワイは、どうせまた家族で夏に行くことになるだろうから、もっと違う場所にチャレンジしたらどうか、と内なる声が囁いた。
バンコクについて
もう一つの候補。バンコクについてもう少し調べてみることにした。ｙａｈｏｏでバンコク、一人旅などと入力し検索すると、信じられないほど多くのページがヒットした。これまではハワイ関連の検索が多かっただけに、早くも新鮮な驚きを覚えた。と同時にヒットしたページのかなりの部分に、旅行記として大人の体験談が書かれていた。
思い起こしてみれば、一時期「バンコク○○ツアー」なるものが大々的に新聞に取り上げられたことがあったが、その流れは現在も脈々と続いているようだ。
同時に食事や買い物、そして各種の寺院の正統派観光旅行も、また多く存在した。そこまで調べて、「お、これは面白そうだ」という気持ちが湧いてきた。率直に言って、一人で旅行をした時、ある程度観光が楽しめ、食事がよくて、夜出歩くことが出来る、というのはうれしいものだ。
というわけで、さらにいろいろなページを渡り歩き、図書館からガイドブックを借りてきて、より深く調べることにした。
ところで調べるうちに大きな問題点が出てきた。それは交通事情だ。市内の交通渋滞は現在の東京を持ってしても想像を絶する天文学的なもののようだ。さらにそれに伴って排出される排気ガスが半端じゃないと、どのガイドブック、ＨＰにも書かれている。
これは困ったことになった。というのも私は喘息持ちだからだ。排気ガスがすぐに喘息を引き起こすとは思えないが、やはり空気が悪いところに何日も滞在したくない。気持ちはほぼバンコクに決まっていたものの、再びハワイに傾いた。
そこでハワイの滞在ホテルについてもっと安いところはないかと再び調べ始めた。オハナホテルやサンドヴィラあたりが見つかったが、やはり一人では日本円で１泊8000円ぐらいになる。４泊すれば32000円になるので、リゾートとして考えれば格安だが、単なる宿泊料金としてはコストパフォーマンスが悪過ぎる。今年の夏はバニヤンで家族３人が泊まって11000円ちょっとだ。またしても悩む。