チェックイン、時間つぶし

自動チェックインは便利だった

 空港に到着し、案内板をキョロキョロ見ながら、あまり田舎者に思われないように人の流れに乗って出発フロアに向かう。

 ハワイ旅行で何回も利用しているのだから自信を持って動き回れそうなものだが、やはり単独行動は何かと気を使う

 長いエスカレーターに乗り、早速着ていたコートをABC貨物に預ける。ここは以前スーツケースを自宅から成田まで送ったとき何回か利用した事があるので、場所はよく分かっている。出発ロビーの右奧にある。

 お世辞にもきれいとはいえないコートを差し出し、預り証をもらう。

 慎重派のおじさんはこれらの引換券をバッグの奥にしまい込んでしまい、結局何処にしまったか忘れてしまうことがよくある。無くすことはないのだが、そのたびごとにバッグを洗いざらい探さなければならないので、本当に面倒だ。

 コートがなくなり、ちょっと身軽になった。すぐにチェックインに向かうが、さすがに冬休み。大勢の人々が行き交い、なかなかまっすぐ進めない。

 JALのカウンターに向かう行列を探すと、なんと長蛇の列。いきなりうんざりだ。と思ったところで、そういえば航空機のチケットに自動発券がどうのこうのと書いてあったことを思い出した。早速航空券を取り出して読んでみると、すぐそばに自動発券できる設備があるようだ。

 これなら早そうだ。というわけで早速そちらに向かうと、こちらはなんと誰もいない。10台ぐらいの機械が寂しそうに並んでいる。もっとも実際どのような手続きをすればいいのかはまったく不明だ。

 パスポートと航空券を持っておずおずと機械に近づき、画面の文章を読んでいると、不遇な中年おじさんに哀れを感じたのか、カウンターの裏側から美女が現われ、手続きの方法を手取り足取りじゃなくて、詳しく教えてくれた。

 (ちなみにこれからおじさんの前に現われる若い女性は、すべて美女と呼ばれることになる)要は読取装置に数秒間パスポートを挟むだけだ。

 後はコンピューターが自動的に処理し、正規の航空券を発行してくれる。この場面でも座席変更が可能なことに驚かされた。折角の機会なので、当初窓際だった座席を通路側に移動した。これが結構ラッキーな移動だったことが後で分かる。

 続いて自動発券機を回り込み、スーツケースをX線で検査してもらい、預かってもらう。検査はまったく問題なかった。これでいよいよ手荷物だけになった。


時間つぶしは何をしよう

 ようやく昼食タイムだ。成田の昼食料金はべらぼうに高いと思う。人の足元を見ているとしか思えない。まあ味がそれほどひどくないのが、せめてもの救いだ。

 一人なので何を食べても良いのだが、機内食もあるので大食いはよくないだろうと判断し、うどん、そば系を探す。

 ウドンやさんに入店。890円を支払い、腹ごしらえ。高いなあと内心嘆きながら、もちろん店員さんに文句も言わず行儀良くたいらげる。

 続いて展望デッキに出かけ、熱々のそばで暑くなった体を冷やす。周囲には家族連れやアベックが目立つ。独り者はいない。おじさんの独り者にいたっては皆無だ。自慢するべきか、悲しむべきか、う〜ん、難しい。

 飛行機を一通り見て、今度はゴールドカード所持者のみが入れるIASSラウンジへ。このカード、ゴールドとは言いながら職場で作ったものなので、お金はほとんど必要ない。

 このラウンジを利用するために作ったカードだ。ここで無料のジュースなんぞを飲みながら、新聞や週刊誌を読む。


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